#481 九条ネギの揚げ包み焼きとか、まあ、ほっといても来る結婚記念日とか。
最近は患者さんを看取るときに、「ご臨終です」とつげたあと、「よく頑張られましたよ」と言うことが増えているような気がする。
その時はほんとにそういう気持ちで言ってると思うんだけど、時が経って思い起こすと、ほんとに自分はそう思っているんだろうか?これは職業的常套句なんじゃないだろうか?とかいろんな邪念が入ってくることもある。
死亡診断書を書く時に、その患者さんの病歴を見て、その方の人生をたった多分数百字程度にまとめてしまう。
釈然としない。でもそうやって生きてきた。今からだってそうやって生きていくだろう。
いいとか悪いではなく、居場所がどこにもない。なんだかそんな気分になることだってあるんだよ。
閑話休題。
多分日本人はみんな油揚げ好きだと思う。
油揚げの中にチーズ入れて焼くのとか、油あげの表面に醤油はけで塗ってカリカリにトースターで焼くとか、今思いつくだけでもいろんなバリエーションがあるな。
高知の居酒屋で食べたのは、明太子塗って焼くやつだったね。あれはうまかった。あのとき一緒に飲んだ、高知の患者会の会長さんはもういない。彼も突然死んじゃったんだよんなあ。
そういえば、いなり寿司だって油揚げの中のご飯だしね。
今回は「九条ネギの揚げ包み焼き」(九条ネギなかったので、出雲の「神ネギ」というのに変えたけど)を作った。8mmくらいに切ったネギを味噌と和えて詰めて表面を炙るというものだ。味噌をもうちょっと薄くしたほうがよかった。味が濃かったかな?次は味噌とマヨネーズとかもいいかもね。
主品は、先日旅行の帰り、伊丹空港の「ノースショア」で食べたサンドイッチを真似して、具だくさんのサンドイッチを作ってみたけどなかなか、成形が難しい。今回のはツナとサーモンがタンパク質でした。パンはグリルで焼いてみた。
ところでパラフィン紙なんかどこで売ってんだろうね?
そしてイベリコ豚のソーセージのスモークもつくった。
カセットコンロで、チップ入れて8分で置くこと3分。
そういえば、最初に、Staubでくつくつりんごのコンポートも作っときましたよ。
まあ、忙しさの隙間、それでもマアマアの手間をかけ、娘にも手伝ってもらっての、これが35年だか36年めの結婚記念日のうちごはんでした、よ。