だからオレは泌尿器科医でおしっことちんちんの医者なんだってば!(2)

生きる速さで書きなぐることができたらいいのだけど・・

#583 飲んで歩いてまた飲んで、こけて、電車で迷って、それでも帰る、とある日。

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挫傷と浮腫


とある休みの日。

 
調子をこいて午後、土橋駅から歩いて飲みに行ったわけです。
 
まずはクラフトビール「BOKKE」さんです。
店主がワンマンで頑張っているのを見ながら飲むのは非常に個人的に嬉しい行為で、3杯から4杯飲んでしまいました。
なんでも時間差勤務というのがあるみたいで、自分が帰る頃やってきたお客さんは4時までの勤務だと、ビールをおいしそうに飲まれていましたよ。
自分はほぼ病院内で時間を過ごしているだけなので、世のリアルな動きには疎いわけです。
 
さて歩いて大街道に向かいます。
 
しまっている店とかをチラチラ見ながら歩いていると、パン屋のお姉さんと目があいました。「もうここにあるのだけですよ」と言われて、芦屋のパンという食パンを購入です。810円。
 
その向かいのDUKEでマッキーと立ち話です。
「まっきー、テイクアウト楽しんどるねー」
「暖かくなるんで、食中毒とか考えると不安な面もあるみたいよぉ」
「そーなんだー」
他愛もない会話が嬉しい。ほんとうれしい。
 
さて、本命は、数日前に再開した「米人」さんです。
カウンターの隅っこに座って、再開を祝します。もうビールの時点で出来上がってるわけですからねえ。
飲んで喋って、いつもとおんなじように時間が流れて、それが錯覚だとしても嬉しいわけです。
手を降ってフラフラ歩いて、途中で知り合いの女の子に遭遇です。
 
ここであったが100年目で「ホヤケン」さんに拉致ですね。
ワイワイガヤガヤ。
ここでも手を降って彼女と別れて、千鳥足で進むわけです。
 
灯りが見えたら入らないわけには行きません。
「ぞーな」さんです。
 
そこでもRIKAちゃんに手を降ってよたよた階段をおりますが、タクシーもまばらなので、市駅まで歩くことにしたのだと思われます。
 
その道すがら!
のどこかで、事件は起こったのだと思われます。
 
食パンを守りながらかばいながら転んだのだと思われれますが、詳細不明です。
誰かが起こしてくれたような気もするし、自分で起きたような気もします。
それから電車に乗って、また別の駅に降りて、
「知らない街に来たよー」とか一人で歌って、次の列車を待ちました。
そして、帰ってきましたよ。
 
我ながらたいしたもんだ。
 
それで服を脱いで寝て、翌日に起きたら唇の上に血がついていて、左の瞼の上も損傷している。
両方の膝からも血が出てました(これは病院来て気づいた)。
クルマを降りて病院に向かって、昨日履いた靴で歩いて行くと、パコパコ音がする。
見るとソールが半分ぐらい取れているじゃないですか!
 
だから、
ここから声を大にして言いますけど、
酔っ払ったのもあるけど、転倒したのはソールが剥げたせいだったんですよ!
まぁ酔っ払ってると結構怪我をしないと言うのは確かだと思うので、酔っ払いの身体がジャッキー・チェンの「酔拳」みたいに命を守ってくれたのだと思いますよ。わはは。すげえな。でも莫迦だな。ホント莫迦
 
進歩がない男であります。以上遅くなりましたけど報告でした。
 
でも、その日、ほぼ一ヶ月以上ぶりに街に出て、
皆さんが頑張ってお店を開けられている心意気は充分伝わってきて、
そしてリアルで話せて、そんなことの一つ一つがとってもうれしかったです。
自分は何の役にも立ててませんけどね。

#582 昨日は日曜日でした。

 

ビーツはホント鮮やかだねえ。
 
雨がふるかもというので焦りつつ1時間ほど歩く。
昨日は病院周囲の溝掃除で、酷使した左肩が重い。
てくてく、てくてく。
 
朝早くから(といってもパン屋さんは皆そうかも?)開いているパン屋さんにはひっきりなしにお客さんが。
で、フラフラと入って、晩飯のためのパンを購入する。
 
とにかく、こつこつと(昭和の人間はこのコツコツが好きなんだけど、長続きセンのよねえ)絵を勉強しているのだけど、
仕事でもないし、締切に追われているわけでもなく、
モチベーションを保つのが一番大変だよなあ。
そんな事言うと、「生きる」ためのモチベーションだって似たようなものだよなあ。
みんな長い人生、どうやって生きてゆくのだろう?
(と言いながらもう随分来てしまったけどねえ・・)
 
絵の描き方をネットで読んだり、
お手本になる漫画を眺めたり、
iPad開いてみたり、そのまま寝落ちしたり、色々していると、あっという間に16時。
ニッケルオデオン 赤 (IKKI COMIX)

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やけくそ天使 (1) (秋田文庫)

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本日はまた晩御飯当番なのでした。
 
自家製ローストビーフ
(焼いてから酢に漬け込む感じのもののレシピをみて買いに行くと、「母の日」用途で結構ブロックが売られている。
これってやっぱり世のお父さんが作るってこと??
それ見ると、スパイスまぶして電子レンジ調理して、最後に表面に焼き色をつけるとまで書かれてあって拍子抜け。
そのとおりにやってみるとまあ少し火は通り過ぎたものの及第点でした。)
大根人参もやしのベトナムナンプラー入りというのがベトナムってことでOK?)あえ、先日「まさき村」で手に入れた「ミミガー」も混ぜるが、これがお酒にはいい感じ。
・鮮やかピンクのビーツのポタージュは、 秘密兵器「クイジナート」で作成!
ビーツ、じゃがいも、玉ねぎ、牛乳、コンソメ、火を止めてからヨーグルト入れました。
・家族で赤ワインを1本。
 
なんか「酢の物」を征服できると、料理上級者というような感じがあるけど、
「割烹着」とかが脳裏をよぎりますね。
ビーフストロガノフとかじゃなくって、「酢の物」とか「白和え」ですかねえ。
 
湯浅監督の
夜は短し歩けよ乙女」というアニメ見るが、ひょええ。やっぱ天才!
 

夜は短し歩けよ乙女

#581 お絵描き入門 その1 GWの集大成、でもこうやって1枚の紙にまとめるとたいしたことないよね。でも自分にとっては大きな跳躍。

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例の「お絵かき」ですけど、
ゴールデンウィーク中、暇を見つけてはシコシコやってました。

一応今までしていたことも、反復してないとすぐに忘れてしまうので、学生のレポートみたいに、1枚の紙に絵の制作過程まとめてみました。
1枚にまとめてみるとそんなに大したことやってるわけじゃないことが分かっちゃいますね。
バレバレですね^^;
でもなにはともあれ一番素になるのは「線画」(下書きかな?)であります。
線ががしっかりしていないと次には進まないので、自分としては、線画で全身像がある程度構築できるように少しだけなったのは、進歩と言えば一番のシンポなのかもしれません。
今までは「tayasui sketches」というソフトと、「Procreate」の間を行き来してましたけど、
今後は高度な術を使ったりするためにProcreateの方に移行して頑張っていけたらいいなと思います。

いやあ、
目指すのは本当はアニメで、
人物が歩いたり、振り向いたりする、そのバックで日本の四季が移ろう・・みたいな感じなんだけど、
そんなことが果たしてできるのかな?

 

ルイ・アームストロング船長が月に降り立ったときに言いました。

(古いね)

「これは小さな一歩だ、でも人類にとっては大きな一歩だ」って。

この1枚は自分にとってのマイルストーンのような気もします。

小さな一歩でもね。大きな跳躍(だといいな)。

#580 Webオンデマンド配信「夜間頻尿治療up to date」見て色々考えるけど、これもGWの時間があるからこそできることで、日常が戻れば消えていってしまうことなのかもしれない。

コロナで活動自粛ということで、やたら MR(製薬会社の方) さんから直筆の文書と書類が送られてくる。

心を込めて直筆でというのは、なんか日本人的発想でちょっと笑える。
でもまあ、嬉しくないことはないから相手の戦略に落ちているわけでしょう。
 
そんな中で「夜間頻尿治療up to date~夜間頻尿の原因から考える~」というオンデマンド配信を見る。
(こういったふうに、期間限定ではあるがいつでも見れるものならまだ見る気にはなる。
こんなゴールデンウィーク中の時間だから見れたわけだけど、平日の昼とか、この日限定とか言われてパソコンの前に座れとか言われても、医者は絶対見ないと思うよな。)
 
キッセイ製薬のサイトだ。
 
福井大学の横山修先生の講演で、
横山先生の講演は非常にロジカルで分かりやすいので好きな方である。
ミニリンメルトと言う デスモプレシン製剤が 成人の夜間多尿による夜間頻尿に対して適用が通ったわけで、それのプロモーションみたいなビデオだ( でも最後の4分ぐらいで登場するだけでしたけど)。
 
まあ小児のおねしょに対して、僕たちはミニリンメルト(デスモプレシン)という薬をずっと使ってきたわけで、 その効果についてはある程度評価をしていたわけだ。
成人の夜間頻尿に関しては容量はかなり絞られている(小児では120-240)けど、
それでも50マイクログラム使用で夜間尿回数が-1という思ったよりも好成績でした。
 
これはちょっと極論かもしれないけど、
シルデナフィルの低容量であるザルティアが、前立腺肥大についてかなり良い成績を上げているのと似たようなものなのかな?
まあやはりこの手の薬は、やはり低ナトリウム血症の危険があるので、個人的には潜在的にも腎機能やら心機能の落ちている高齢者にはあまり使いたくない薬ではあるよな。
 
熱心な患者さんは自ら排尿日誌をつけてくださるわけで、
やはり昼の尿より夜の尿量の方が圧倒的に多く、びっくりさせられる。
そんなわけで、夜間多尿による夜間頻尿と診断した人もいるんだけど、なかなか飲水制限以外にはいい手がないのが現状だ。
まあ、そういった人に関してはミニリンメルトで夜間の尿回数が-1になったところで福音はないような気もする。
だって夜間の回数5回が4回になったら患者さん喜ぶと思う?
 
ある方は、よくよく相談してナイトバルーンを夜だけ張入れてゆっくり寝てもらうという方法をとった。
高齢になると男女とも7割程度が夜間頻尿を訴えており、その原因の多くは膀胱容量の減少と夜間多尿であるというデータを横山先生が示されており、
そうなるとまあやっぱり加齢だよねーということになっちゃいますよね。  
 
新しい薬が出て、
それを医者は使う・MR は売り込む・商業的な利益もある・勉強会もある・懇親会もある・たまに接待もあるみたいな win-win の関係が長らく続いてきたのだけど、
だんだん規制が厳しくなって、まず接待がなくなり、勉強会もタクシーチケットまで規制するとか、講演会のあとの懇親会がなく弁当だけとか、
まあ色々世知辛い世の中になってきて、
このコロナで MR 活動はもしかしたら壊滅するのかもしれない。
MR の方と web 面談しませんかとかいうご案内も来てるけど、本音を言うとあんまりしたくないよね。
 
こんな世の中でマーケティングを考えるのに、
対面で会うことの意味も薄れてきて、じゃあ Web にすべてが変わるのもといえばそれもなんだかなぁで、
ポストコロナの世界で、より良いマーケティングをするために何が必要なのか?
今までと同じ方法論でやってるだけではなんのメリットもない。
でもネットの中だけで、現実以上につながっている関係だって探せばいくらでもあるわけで、
自分自身の対面医療も含めて色々考え直す必要があるわけです。
 
・・・とか偉そうなことを言って結論は何も出てないのですけどね。

#579 今日も仕事で病院に来たわけだけど、思ったより仕事多く、なかなか気は休まりません。

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散歩の途中で・・


コロナウイルス感染症で、介護保険の審査委員会も対面式ではなく書面方式となった。

伊予市役所から30例の症例が送られてきて、各人が審査をして、結果を別の用紙に記入して送ることになった。
結果にあまり相違がない場合はすんなり通るという仕組みである。
それでも決まらない場合は、議長また副議長の決により決定するということになったそうだ。
つまりリアルタイムの会議は省略されたわけである。
ITじゃなくって書面ってとこが渋いわなー。
 
実際、介護保険の認定の更新に際しても、昨今調査員がなかなか施設に入れない場合もあり、
そういう場合には特例で6-12Mまでの更新が認められるようにもなった。
まったく厄介な世の中になったもんだ。
 
実臨床でも介護施設から患者を連れてくることに難色を示され、
先日もカテーテル交換の往診を頼まれたのだけど、それは(すべての施設にyesといえないので)不可だと断ったところだ。
気持ちは分かるけどコロナ収束までの時期もわからないのに安請け合いはできない。
 
オンライン診察に関してもそうだけど、
対面でいろいろしなくてもどうにかなるもんだな(短期ではそうでも長期ではなってるのか?)と思うと、
今までやってきたことの意味がなんだか崩れてきて、
基盤がないところに立っているような不安感さえ覚える。
一回そうなるともとには戻れない気さえする。
 
それを今流行の「ポストコロナ」なんてくくっていいものか?
 
医師会の理事会も 会議室に参加する方とWeb(ZOOM)で参加する方とに二分された。
これも今後どうなっていくのだろうか?
もっともっとインフラが整えば、リアルに会議室にいるような感じでなんの不満もなく参加できるのかもしれない。
そう思いながらも、自分はリアルな肉体を引き連れて会議室に出向く、まだまだレトロ感アリアリの世界に生きているわけであるが・・。
 
Social Distance って一体なんだ?
 
感染忌避の距離だから、近くの人から常に2メートル離れようっていうことだけど、
Social Distance は、きっとマインド・ディスタンスをもダークサイドに引き込もうとするだろう。
ヒトとヒトとの「心の距離」もどんどん離れていくような気がする。
それが杞憂だといいのだけど。
 
毎度言うけど相手は人格もない目にも見えないコロナだからね。
人類が初めて遭遇する感染症なんだから、何を言っても届きはしないのではあります。
虚しいね悲しいね悔しいね。
 

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ねぎ豚だって


さて、昨日の「うちごはん」は「ねぎ豚」

ダンチューで日本1のレシピにもなったんだって(後で知る^^;)
時短でティファール圧力鍋で作るがたしかにこのシンプルな味付けで、この旨さ。
ゆで卵とビーツ(ビーツの赤と醤油の茶色とが混じってとんでもないことになるかと思っていたのに普通でした。)を入れましたけど、味がしみててなおよろし。
日本産のワインで家族で乾杯。
 
 

#578 「人参菩薩」とまだ見ぬ土地のこと。

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ふるさと納税と共に送られてくる地方紹介冊子を眺めていた。
大分県日田市の「おいでひた」というものだ。
ひな祭りの特集で、そういえばきっと今年はコロナのせいでひな祭りもなかったのかな、などと思いながらページをめくる。
 
あるページで目が止まる。
 
「黒船屋」という創作人形工房の記事だ。
夫婦二人で営まれていて、そちらの奥様が、「天領日田おひなまつり」で展示されている古いお雛様を見て職人の道を目指したんだそうだ。
 
冊子に掲載されている人形を見て絵を描かせていただく。
無意識のうちに自分のテイストにしたのだけど、頭の上に人参が突き刺さっているので「人参菩薩」と名付けた。
なんだかふくよかであり柔和な笑みで、(神様の存在を信じていない自分が言うのもなんですけど)衆生を救済してくださるような気がする(信じてなくっても神社仏閣は好きだし、手も合わせたりするからねえ)。
 
うん、なかなかいい感じ。
 
外出自粛とか言われた中で、このゴールデンウィークが始まったわけだけど、みんな何をしているんだろうか?
 
自分も旅行する予定だったのに、全てキャンセルになって、結局いつもの仕事の日々になった。
でもこうやって 雑誌を見て 、
まだ足を踏み入れたことのない見知らぬ地で、素敵な創作人形たちを作り続けるご夫婦のことを思ってみるのもいいことだと思う。
 
Far away home.
そして、きっと自分は彼の地をいつか訪れることだろう。そんな予感がする。
 
そして、ここにも、何もないところから新しいものが生まれる予感がするのだから人生捨てたもんじゃない。
 
創作人形工房黒船屋

#577 描かなければ自分の目の前に存在しなかったはずのものが、拙くも儚くもこうやって形をとって現れるのはとてもうれしいことです。

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ちょっとした不注意でギターのネックを叩き折る夢を見た。
悲しい。哀しい。
 
自分は結構マメな人間だ。だけど詰めが甘すぎる。
だから結論としては雑なんだと思う。
 
夢の中でそう思った、そしてそれは事実だ。
詰めの甘さでギターが折れたのかどうかはベツとして。
 
他人に頼ることができない。 自分で納得して自分の手でやらなければ気が済まないのだ。
まかせられない。だから小者なんだ。
だから、診療所なんぞの長として偉そうな顔したりして( 自分ではしてるつもりはないんですけどやっぱりしてるんでしょうね)、
こうやって他人の上に立っていること(いられること)がいまだに納得できない。
不思議だ。
それは周りの人間がちゃんとしてるってことなんだろうけどね。
それを随分受容できるようになったが、まだまだだ。
そして受容するのがいいのか、自分の把握できる感じで身を削りながらいくのがいいのか、まだまだ決めかねている。
 
あらら、
話が抽象的になってきてなんだか読んでる人にわからなくなってきましたね。
 
「drawing」の話にしましょう。
 
(仕事以外の面でも)
それでもやはり自分の中の可能性をまだまだ探し続けている。
そして誰かの言うようにローマは1日にしてはならない。
だからちょっとずつ可能性が花開くかなんてことは考えずにいろんなことをする。
 
ここ数日の集大成をあげておきますね。
絵の上手い人から見たら吹けば飛ぶようなもんでしょうけど、
自分の中では、少しずつ少しずつの足跡の集積なんですよね。
 
描かなければ自分の目の前に存在しなかったはずのものが、拙くも儚くもこうやって形をとって現れるのはとてもうれしいことです。