#346 結婚式でスピーチしてまた泣く。
久々の結婚式お呼ばれで、新婦側のスピーチをした。
こないだまでうちの病院で勤務してくれてた女の子で、社会人枠で看護師さんを目指して勉強中だ。
教会の式の後、新郎新婦を送り出す際に、コーラス隊が高らかに「Amazing grace」を歌い上げてた。
これがオルガンの音色と混じってすごく良かった。
こんなのってあんまり聴いたことない気がするんだけどどうなんだろう?
さて、披露宴が始まり、新郎側の挨拶の後が出番でした。
自分の挨拶の後は、乾杯で、それからは例によって呑みまくりました。
後半は、新郎の側の席に座りに行って色々くっちゃべるが、やっぱり新郎もいいやつで、そういえば、受付の時ひょいと横をみると、彼らカップルとの会食の時、酔っ払って描いた絵が、額に入れて飾られていた。
これも涙がでるほど嬉しかったね。
それもあってかどうか、最後の新郎新婦が両親に手紙を読むシーンでウルウルきて、またメソメソとしゃくりあげてしまいました。
なんかしらんうちに涙が次から次へと湧いてきてしゃくりあげてしまうんだもんなあ。
泣いたのは覚えてても、この涙が正確に何に起因するのかは覚えてない。
でも、「まっすぐ」な幸せというものは、この老いぼれの心をも溶かしてしまうだけのエネルギーを持っているんだよね。
まったく素晴らしすぎるよね。
これから看護師になって羽ばたく君ともう会うことはないのかもしれない。
でも、誰かが言ってたけど、どこかで生きてて元気でやってればそれはそれで十分なことだ。
そして、しあわせは天から降ってくるものでも何でもない、自分たちで作り上げていくものだ。
君たち二人の前には、無限の荒野か肥沃な大地なのかはわからないけど、すべての可能性に満ちた時間と空間とが広がっているんだ。
おめでとう。