#546 鳥居のWebセミナー「透析患者の便通マネージメントとリン吸着薬」聴く。
今日は勤労感謝の日だな。
「ずっと働いてきた人は今日は休んでいいんですよ」とかトンチンカンなことを朝の回診から透析患者さんに言ったりする。
何言ってんだろうね?
最近、こういった外来のない休みの日は、時間があれば(あれば、だよ!) ネット環境で勉強をするような習慣をつけたらちょっとでも違うんじゃないかなんてことを思って行ったりしている。それはもちろん専門医をの点取りもあるんだけどね^^;
コストを削減してなんだかせこい時代になったなと、製薬会社の戦略に関しては色々思うことがあるけど、それに寄生していた人だってたくさんいるし、自分もその一人だったので、まあ時代の流れに逆らうものではない。
満生先生の顔がパソコンの画面に出て、あのダミ声を聞くと、本当に20年以上前のことが 蘇ってくる。
日赤腎センターで指導していただいたのだ。
泌尿器科では専門医も取得していて、皆さんよりは年寄りの自分だったけど、腎臓内科に間しては専攻医(今の研修医よりも薄給)としてエントリーして、2年弱を松山赤十字病院で過ごした。その2年は辛くハードだった。でもその時期が、それまで泌尿器科としてしか生きてこなかった自分が、内科の視線で透析という分野を見ることが少しだけできるようになったという、いわば今の自分の礎を作ってくれたので、感謝以上の感謝ではある。いやほんと泣きそうなくらい辛かったけどね。
あれからもう20年以上過ぎたんだよなぁ。
みんな偉くなって、鶴屋先生は奈良県立医大の教授で、満生先生は大都市・福岡での部長だもんなあ。まあ自分はずっと死ぬまでイチ開業医ですけどね。
で、透析患者の 便通マネージメントの話とリン吸着薬の話だよ。
鳥居製薬からはリオナというリン吸着剤が出ていて、はなしはそっちに誘導されるのかと思って聞いてたけど、その辺はやはりアカデミックにまとめられており、投与の判断は各医療者に任せるというまとめでした。
患者さん自身も大量の薬を抱えて帰りながらも、さらにやっぱりみんなすぐに薬に頼ってしまいがちなのが現状だ。
減らしたい減らしたいと言いながらも他の薬を希望するんだよなぁ。
日本人のリンの吸着剤の平均錠数は6.7だとセミナーの中で言われていたけど、もっと多い印象もあるよなあ。
俺の処方いかんのかなあ。