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だからオレは泌尿器科医でおしっことちんちんの医者なんだってば!(2)

生きる速さで書きなぐることができたらいいのだけど・・

#170 「1Q84 Book1」村上春樹

BOOKS

1Q84 BOOK 1

インフルエンザでなかなか対外的な活動がままならない今日このごろなので、ええいとばかりに、村上春樹氏の「1Q84 Book1」を読み始める。

そうなるとやはり加速度がつくもので、二日間で1冊読み切ってしまった。

この本は2009年に1-2とリリースされ、1年くらい経ってからBook3が上梓されたのだったと思う。なので3が出たときに1から読み直そうと思って購入したものの、今まで放置されていたわけだ。

それをやっと読み始める。なんともう初版がリリースされてから7年くらいの月日が流れてるんだよね。

 

1だけ読んだ感想は、これってハルキ氏のハリウッド大作だなというものであった。彼がオウムとかサリンについて色々調べて、戦争やら、その他のいろんな傷について熟考して(まあもともと氏にはそのへんのsensitivityは抜群なわけだけど)、この本はそれをある程度エンターテイン化して書かれたものではないだろうか?だから「ハルキ純文学→Entertainment」としてあんなに競争のごとく売れたんじゃないだろうかと?

ここで、ハルキ氏の主人公たちのスノッブさとか、形式に拘るストイックな態度を、あげつらってみてもしょうがないと思う。あの主人公たちの生活様式やメタファーに満ちた会話こそまさに村上春樹なのだと思う。言い方が悪いかもしらんが、コンビニの弁当でちゃちゃっと晩飯を済ますような行為と村上春樹とはやはり無縁なのだと思うよ。

 

村上春樹氏の主人公はよく自分で食事を作る。だからではないが、1を読み終えて、自分のための軽い食事を作る。

内子に出来たチーズ工房「醍醐」のリコッタチーズといちごジャムを軽くミックスして、焼いたパンに乗っけて、塩をパラパラとかけ、ミックスペッパーを挽いて食べたのだった。豆腐のように癖のない味と書かれていたけどまさにそんな感じ。この軽さを、周りの味から浮き立たせて味わうのがいい食べ方なのだろうかね。うん、美味いよ。

 

もうすでにBook2なわけだが、そのなかに、最もと思われるフレーズがある。

「時間と自由、それが人間にとってお金で買える最も大事なものです」

自由とか自分のほしいものを得るために働いてお金を得ているんだとは思う。でも、自分のための時間を得るためには何かを減らさなくてはならないと思うようになった。それは決して仕事の手を抜くことでもない。でも、なかなか、日本人はそういった考えが得意ではなさそうだ。まあそんなところで。