#676 うちごはん しんすけsキッチン と「解放の呪文」(吉田秋生)
a.
土居義晴さんがいいこと言ってるよね。
一汁一菜は手抜き料理ではありません。
日本の食文化…自然と人間がうまくやっていくための知恵…にあるお料理の始まりです。
ほんとそれで十分なんだと思う。
今はみんながハレの日ばかりを追い求めてて、
自分もそういう傾向あるけど、祭りばかりでは疲れるよと思いつつ、
自分も踊り続けようとしてるよなあ。
昨日は沼津から送ってもらった干物を3種類と、
ヨーグルトを水切りして出たホエイで、創作汁物を作る。
冷蔵庫にあった赤いピーマンと、白瓜と、ヴォリューム増すために鶏肉も入れて、すまし系の汁とする。
これと魚沼の米だな。
力振り絞って、寝るまでバイオリンの練習。
b.
ピアノの発表会が終わって、開放感があったのかなあと思いつつ、人生で何かから解放されるのって実は最終地点でしかあり得ないのだと思い、愕然として、それでふと思い出したのがこの漫画だった。
吉田秋生先生の『解放の呪文』という漫画。
院長室の本棚から探し出して読んだ。
昭和58年位のやつだったかな。
解放の呪文は、実はそういうことだったんだけど、堤彼女のストーリーテリングはその昔から素晴らしかったと言うことを再認識したわけで、その短編集にカルフォルニアストーリーズのヒースの話も入ってて、もしかしたら、あまりにも読むのがつらくってもう何年も手に取ることができずにいる『カルフォルニア物語』を、また再読できるかもしれないと思って、その短編集を1日1編ずつを読もうと思っている。