だからオレは泌尿器科医でおしっことちんちんの医者なんだってば!(2)

生きる速さで書きなぐることができたらいいのだけど・・

#102 十数年ぶりのS・キング

これまた十数年ぶりかのS・キング。
 
あのケネディ暗殺の時代に戻るという「11/22/63」という長編の新聞広告を見てから気になっていたのだが、なかなか上下2冊を読む気もその前に購入する気もなし。
11/22/63 上

11/22/63 上

 

 

 
で、ちょいと昔の短篇集をと思ったのだけど、東京にも売ってないし、もちろん地元の明屋書店なんぞにあるはずもない。
Amazonでも割高な中古だったりして、送料入れると新品より高くなるのもなんか許せんよなあ、縁がなかったんかいなあキングさん、とか言ってて、
医師会の仕事で出かけた時の松山のジュンク堂でget、素晴らしいですねナマの本屋さんは!
 
1冊の短篇集を分割したという後半部分の「夜がはじまるとき」、2008年の作品。
この中にもいりいろあってやっぱりキングはホラーの人なんだなあと思わされれうのだけれど、
冥界から電話かかってきて事故の予知とかがあったりする割にはさり気なく終わる「ニューヨーク・タイムズを特別割引価格で」と、
人生の中で数回だけ行使できる(らしい)奇跡の使命を持ったおっちゃんの回顧をさり気ない語り口で読ませる「アヤーナ」が好きでした。

夜がはじまるとき (文春文庫)

 
「シャイニング」もあのジャックニコルソンの鬼気迫る演技が有名ですけど、
ちょっとずいぶん違う原作にも再度チャレンジしたいですね(数年前に家にある上巻を読み始めて挫折、同様の理由で「ホテル・ニューハンプシャー」も、村上春樹訳「華麗なるギャツビー」も挫折してんだよね^^;)
 
この本、文春文庫からのリリースなんですけど、
あとがきに、
今日の早川さん」特別出張版が掲載されてて、
これがちょっとまたマニア心をくすぐるんですよね。
こうやって本は本を呼ぶので、楽しいんですけど、
未だ音楽ではそういう連鎖は起きにくいんですよねえ、古いもので止まってしまう、まあそれはそれでいいんでしょうけどね。