だからオレは泌尿器科医でおしっことちんちんの医者なんだってば!(2)

生きる速さで書きなぐることができたらいいのだけど・・

#104 加藤和彦さんの「あの頃マリー・ローランサンと」は最高傑作だと思うんだ。

あの頃,マリーローランサン

 
お盆の1w前にAVアンプが逝った。
 
自分のオーディオルームから音も映像も消えて半月。
なければなしで生きてけるもんだ。
新しいAVアンプのチョイスにはまだまだ時間がかかりそうだ。
 
最近見た映像はNHKの「ペルリュー島戦記」、お盆の頃はいろんな戦記モノやらドラマが放映される。
岩穴の要塞にこもった日本軍は米軍精鋭海兵隊を相手に壮絶な長期戦を戦い続けた。米軍ははじめて遠距離殺戮兵器の火炎放射器を投入したのだという
それを家人のTVに録画させてもらって、ひとりでみたのだ。
 
ものはほおっておけば増えてゆく、でもそのうちに使えるもの・使い続けてゆくものなんてほんの一握りだ。
流行りの断捨離じゃないが、もう新しいものなんてホントは何一つなくたって困りはしないのかもしれない。
だから、リアルな時の流れにおいて、せめて色んな物を愛おしいと思って生きていくしかないのだと思うよ。
 
最近いつもしんどいなあと思っていたら、しんどいのじゃなくって、この体の「がたのきた状態」がじつは53年も酷使し続けてきた今の「当たり前なのだ」とストンと腑に落ちた朝でした。
この、なかなかサックスの運指を拒むこわばった指とか、少し走れば痛くなる膝とか、たるんだ腹とか(これはトシというより不摂生の賜物か)、そんなものをいとおしみながら生きてゆくしかないのだ。
アンチエイジングも大事だけど、エイジングがあくまで前提であるのだから。
 
また、死んだ人のことを考えていたら、加藤和彦安井かずみのカップルを思い出し、
安井かずみさんをなくした加藤和彦にはもしかしたらこの世にはいる場所はもうなかったのかなと勝手に思い、
自分の居場所のことを考え、
ドノバンの音楽で最も好きな、鼻歌で作ったという「あの頃マリー・ローランサンと」がまた聴きたくなったんだ。
 
【追加】
 
加藤和彦さんを聞いて、
北山修が留学中に加藤和彦と石川和彦と作った「12枚の絵」を聴いて、
加藤さんの楽曲をyoutubeで探してたら、こんなのがありました。
カルメンマキさんの「戦争は知らない」。
このライブ、多分「伊予美人ライブ」で、自分もこの場所にいたのだと思うよ。懐かしい。そして普遍的な歌だ。