だからオレは泌尿器科医でおしっことちんちんの医者なんだってば!(2)

生きる速さで書きなぐることができたらいいのだけど・・

#380 Talk about….2017/07/04 VOL.1.

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今日から、とりとめもなく何かをしばらくのあいだ綴ってゆこうと思う。
そう思ったのは、国境を超えて活躍する「脇園彩」さんの記事を朝日新聞のGLOBEで読んだせいかもしれない。
 
彼女は、日本で育ち、東京芸大(2度めで補欠合格なんだそうな。それでも十分すごいけどね。)から、文科省の派遣制度でイタリアに渡り、いろいろあって、今ではイタリア・オペラ界の一線にいるという。
「イタリアでの生活は、何から何まで不便。電車が時間通りに来ることも少ないし。でも、だからこそ、イタリア人は発想の転換がとてもうまい。ものすごくポジティブに『今』を生きている」
 
朝から、できっこしない仕事の山の前に、次から次へとやってこられる外来患者さんと話をし、その中でできうる最良の判断をして処方をする。これは今の自分の境遇の話だ。イタリア・オペラ界の話ではなく。念のため。その時間軸の中で並行して、隣の透析室でまた別のことが起こっている。もうだめかもしれんと何度も思う。でもそこでフリーズしても誰にもメリットなどないし、神様が「いいよいいよ」なんて言ってくれることもない。そんなことはわかりきってる。だから、自分に言い聞かせてまた始める。それこそ瞬時の間に気分を切り替えてね。そんなことの繰り返しで磨り減ってゆく。磨り減ってくのは誰しも同じか。
自営業者の中には残念ながらかハッピーながら『残業』なんてコトバはない。だって、全部が自分の仕事なんだから、自分が線を引くまで止まることはない。それを残念と取るかハッピーと取るかは、自分次第ってことだ。
 
彼女のモットーも、瞬時に決断し、悔やまぬことだそうだ。
 
「いろんな人の汗、思い、人生の上に、わたしの歌がある。そうした責任を重荷にせず、翼にしたい」
 
それしかないのだと思う。
 
しかし瞬時に決断し、悔やまないことの前提には、経験と知識と頭脳がやはり必要なのだ。間違ってたら『くよくよ』が返ってくるだけだもんなあ。
だから自分のことは鋭い刃のように磨き続けなければならないし、いつも自分が一線にいられるための環境も作らなければならないのだと思う。
 
自分は、下手なりに、幾つもの楽器を弾いている。
アルトサックスに、ヴァイオリンに、ピアノに、ドラム。家で爪弾いてるギター。酔っ払ったら絵も描いてる。主には美女の似顔絵だ。まあ5分以内で出来上がるまさにインスタントhappinessそのものだと自画自賛している。いろんなことを器用にできますよね、と、よく言われる。それなりの料理も作る。自分でも忙しい人間だと思ってはいる。だけどその断面のすべてが自分なのだと思う。
 
だから、ちょっと悔やみすぎている自分に言いたいのかもしれないな。
 
どうせなんのかんの悔やんでも、今までだって、そして今だって瞬時に選んでるじゃないか?これが最上の選択じゃないかもしれない、だって?いいか、今までだってそうやって右か左か選んできて、それであとから落ち込んだ夜があったか?落ち込んだ夜でさえ、酒で最上の夜に変えたことだって何度もあったろ?だったら妙に悩むな。行けよ!Straight go ahead!
 
瞬時に選択して、後悔しない。
だがしかし、その選択のための努力は惜しむな。
 
まあ今日の結論めいたものが出たのかな。いえい。