ちなみに、「天声人語」は600字だそうだ。
決まった空間に何かを埋めていくというのは頭の訓練にも良いのかもしれない。
学会発表と言うことで、スタッフのスライドを添削した。添削等と言うと偉そうだけど、まぁ2人で作り上げていくわけである。
しかしスライドを作ると言う行為から学会は始まっているのだけど、現在ではコロナのためにウェブ上になって、会場もなく当然観客がおらず、動画ファイルを作るところで終わってしまう。
壇上の緊張感も、場の空気も、発表が終わった後の質疑応答も、全て終わった後のビールのいっぱいも、全てが失われてしまったわけである。
それが悲しい、いやほんと例えもなく悲しいじゃないか。
今回は四国透析療法学会で、「エベレンゾによる中枢性甲状腺機能低下症の一例」というものである。
学会の当日、自分はコロナの集団接種なのではなから参加もしないわけで、それがまたなんだかモチベーションを下げてしまうのである。これもちょっと悲しいね。
朝日新聞の天声人語の筆者である福島さんが、井上ひさしさんの言葉をひいていた。
作文の極意を「自分にしか書けないことを、誰にでもわかる文章で書く」と言われたそうな。
いやいや奥が深いね。
そして学会発表の後のあのビールの1杯目のうまさを知ることができるのは、学会発表したことのあるもののみであると言うことを付け加えておきます。