だからオレは泌尿器科医でおしっことちんちんの医者なんだってば!(2)

生きる速さで書きなぐることができたらいいのだけど・・

#624 ひとりのむさけはつまんない

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昨日の夜は医師会の理事会だった。
 
コロナ対策だけど、自分の座った席は会議室のドアの前で、ドアは開け離れたれている。
一応室内であり、暖房もマックスでつけてくださっているのだけど、下半身は凍えそう。
隣の先生はコートををひざ掛け代わりにしている。
見かねて、事務の方がファンヒーターを出してくださったので、それにむかって暖を取る。
凍え死ぬかと思いました。
 
さてはて、話は今度はコロナワクチンの話に推移している。
一方で発熱外来をしながら、我々もワクチン接種受けにどこかに出向いて、
その後で65歳以上の高齢者にワクチンを接種していって、一方で一般外来やら透析医療は続いてという、
何だか すべてが壮大 夢であってほしいような気がする凍えた夜でした。
 
今日は昼から「えひめ排泄ケア」のWeb勉強会(さっきまで)、
zoomとはいえみんなの顔やら声が聞けるのは嬉しい。
3時間半あまりの長丁場。
でもね、
飲んでまた喧嘩になったとしても、また顔つき合わせて飲みたいよ。
 
そんな中、愛媛県と言っても松山市でも飲食店の短時間営業が知らんまに決まりました。
アルコールの提供は19時までで、営業は20時までだって。
大都会とかに比べると、少ないとはいえ数十人毎日PCR要請者が出ている現況、
2w程度の自粛営業はどこまで効果を挙げられるんだろう?
 
こないだ、昼間っから、ピザ買ってきて一人で酒飲んでみたけど、
ひとりで飲むのはつまらん。つまらん。つまらん。

#623 しんすけs キッチン 「蜜柑肉じゃが」

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昨日は「蜜柑肉じゃが」を作った。
愛媛県は柑橘王国なので、まぁ蜜柑がたくさんあるわけで、
贅沢な話だけどスペアリブのママレード煮込みって言うようなのはあるでしょ?その代わりにみかんとか使うといいと思いってやったんだわ。
肉の油と醤油とみかんとかがとても素晴らしいハーモニーを奏でるわけですよ。
そんで、大根とスペアリブ・紅まどんなを使ってやってみたわけ。
「ほほう」と小躍りするような味で、2回目作った時は「紅まどんな」ではなく普通の「みかん」にしてみたけど、味の感想はあまり変わらずだった。
どちらもおいしいのよね。優しい味になっていたわけです。
昨日はちょっと趣向を変えて、基本的には味の傾向は一緒なので、肉じゃがにしてみた。
肉じゃがは、結局は肉と野菜の煮込みになるので、まあジャガイモと牛肉があればいいだろうということで、
玉ねぎ・ニンニク・じゃがいも(サツマイモもあったので入れるこれがとても甘くておいしかった)・牛肉・大根、
にんじんは圧力鍋に入れるスペースなかったのでカット。
少量の賞味期限切れビールとにんにく、醤油と塩とお酒とみりん、そして蜜柑(小2個)。
ほんとに間違いないですよ。
だまされたと思って皆さんやってみてください。うちご飯でした。
もちろん作りながら、熱燗クイクイやりつつ作りましたよ。
 

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*料理の加熱待ち時間に、Web学会参加しつつ。これはやっぱりやったらあかんなあ、と後で思ったけど、時間は限られてますしねえ。しかたないかなあ。ゆとりがほしい。

#622 たまには泌尿器科の話を

泌尿器科医としては、粛々と日常をこなすだけで、毎日そんな奇跡のようなことが起こるわけではない。
泪が毎日溢れるわけでもない。
イエス・キリストだって毎日道端で奇跡起こしてたわけじゃないだろ。
ブッダだって毎日橋を建立してはいないだろう。
でも、自分はただのチンピラ開業医なので、油断をしていては寝首かかれてすっ飛んでいくだけだ。
だから、病院にいる間はテンションmax(のつもり)だ。
 
仕事の話なんざ面白くもないだろうが、昨日は冷汗かいたのでちょっとだけ。
 
冷や汗をかいた診療行為に関しては、
以下延々と描いてみたのだけれど、個人情報もあることだし割愛するけど、・・・
 
 

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*カットした内容の代わりの落書きですかね。
 
 
ただ良かったのは、うちは同業者2人で開業しているわけだけど(泌尿器科と内科、そしてアルバイトの先生方)、
こういった話をすぐに理解してもらえるのが同業者の1番良いとこだと思う。
 
朝同じ家を違う時間帯に出て、同じ病院に入り、診療所内の別の場所で時には一日顔も合わせることもなく診察する。
でも二人は同じ診療所内の泌尿器科であり、内科であるんだ。
自分の診療における苦労が、診療科が違うとはいえ共有できるのはホントありがたいことでしかない。
 
開業医なんて傭兵みたいなもんだ。
殺されて消えてしまえばそれで終わりだ。
なくなったら必ず次は現れるのだ。どんなに偉い先生でも滅したらやがて忘れられてゆく。病気は待ってはくれないのだから。
そして何事もなかったかのように時間はまた動き始めるのだ。
 
それでもいい、そんな日々を粛々と生きてきたつもりだ。
でもわかってくれる人がそばにいるのは嬉しいことだ。
どんなにクレバーでも一人で悟ったように生きてゆくのはつまんないことだ。

#621 NHKドラマ、虫を殺して「大化の改新」を見る。

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*関係ないけど朝の3分スケッチ。手塚治虫風のウサギさんでしょうか?
 
確か、虫を殺して(645)大化の改新という風に覚えたと思います。
645年、 中大兄皇子中臣鎌足蘇我入鹿を打って、令国家の礎を作ったという入り口の年号です。
 
まあ分かったようなことを言ってますけど、昨日の NHK の新春スペシャル(と言っても昔の制作ですけど)歴史ドラマ「大化の改新」を見たから言えるわけで、実際どうだったのかなんてわかりませんけどね。
でも、その分からない事を、もっとわからない「虫を殺して」(蘇我入鹿が虫だったんだ!)なんていう言葉で覚えてたのだから、何の役にも立つわけありませんよね 。
 
以前も書きましたけど、高校の時は歴史をなぜか選択していました。
歴史の授業で一番物分かりの悪いのが自分だったので、自分は先生のまん前、ホント教壇の真ん前の席に固定として座らされてました。
最初に、先週はどこまで授業したかなと必ず聞かれて、「わかりません」とヘラヘラ答えて、教科書で殴られるのが毎週のことでした。
それでも全然進歩がないんだから本当馬鹿ですね。
共通一次試験というのが始まって、社会は選択制になってましたけど、
予備校に通ってからすぐに倫理社会とかに鞍替えしたんだと思いますよ。
 
まあそれから幾星霜経つわけですけど、この六十歳という年齢に なって初めて、
俺は空間的概念とか時間的概念というものには本当に弱いんだなということが今更のように分かったわけでした。
おそすぎるわ!
 
NHK のドラマは、原田芳雄さんが蘇我入鹿の父親のまあいかにも政治家豪族を演じていた訳で、
久しぶりに動いている原田芳雄さんにお会いできて嬉しかったのも事実です。
教育って本当に大変ですね。先生もさぞご苦労されたことと今になってやっと思います。
あの学生服がテカテカになるような木の椅子の教室で、俺たち(俺だけか^^;)は一体何をやってたんでしょうね?
 
【追記】
一人で原田芳雄映画を見て盛り上がることを「一人原田芳雄祭り」と称しているんですけど、昨日のはプチでしたね。

#620 もっともっと寒い冬がくる。

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死んだらどこにゆくのかな
もうここでは会えないのかな
 
前菜はタコとアボガドのサラダ
ちょっとピリッとわさび菜で味を締めてみたよ
 
夢の中で会っても
目が醒めたらやっぱり空っぽのベッド
心のなかにはvacancyの札をぶら下げておくよ
いつかキミが帰ってきたときのためにね
 
食卓を飾ろう
おいしい食事ととびっきりのヴァンナチュールワイン
でも口から出るのは悲しい話題
 
れんこんとひじきと
梅干しと醤油とマヨネーズのサラダって
不思議な取り合わせだな
あら そうでもない?
 
涙で語るのはガラじゃない
思い出というほど近くもない
追憶というほど遠くもないかな
 
あたたかい感触が
まだこの手の内にある
 
だから
冷めないうちに
クイジナートで作ったズッキーニのスープを飲みなよ
 
あの焼き場の昼下がり
一瞬のすきに
鉄の台の上に残った骨を口に放り込んで齧ったよね
そしてこちらを向いてえへへと笑った
まるでこの世の終わりと向かい合ってそれを乗り越えた直後みたいななんとも言えない顔で
 
キミが笑った
キミは笑った
 
あの笑顔を覚えてる
 
もっともっと寒い冬がくる。
 
 
 
 
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#619 new year

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*ゆら鯛(愛南町
 
回診して、ムンテラして、処方書きをして、学会のWeb視聴をする。
さてさて。寒い外来に一人。
受付の女の子もレセの仕事に出てくる。
 
200字通信というのははじめて見たら面白いかなと思ったんだけど、なんだかまとまらない。
医療のこと、コロナのこと、自分の六十歳という歳のこと、
そしてなんだかあんまり楽しくないだろう未来と、それに拮抗しようともがくだろう自分のこと。
 
でも人間の最終到達地点は皆一緒で、年の瀬に灰になったあの人の安らかな死に顔を思い出してしまっている。
生きていた間の方がつらかったよね、なんて口が裂けても言ったらあかんよ。
あの人のすべてを無にしてはいけない。死んだらそれこそnothingだ。
そして涙が出る。
「死」というやつに自分がより近づいてきたお年頃なんだということだ。
 
そして若い人は残酷だと思わされる出来事があった。
でも、若い人は多分意識的に「年老いる」ことを思い浮かべなしないだろうし、
思い浮かべる理由なんてこれポッチもないだろう。
なんだかまとまらないよね。
 
このへんでChrome の機能拡張を入れてカウントしてみたらもう450文字だった。
なので400字通信っていうことにしようかな。
原稿用紙1枚文プラスアルファってことで。しまんないねえ。相変わらず。
 
ああ、おめでとうございます。
 
google photoからの貼り付けが復活してます。良かった。でももうすぐ立つとこのサービスも有料になるんですけどね・・。

#618 ボーナスと太平燕

 
 
 
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A post shared by Shinsuke Takechi (@ulalaulala)

 
終わらない、何も終わらない。
何も終わらないということは何も始まらないということなんだろうか?
でも何も始まらないと言っても、いろんなことに手を広げているので、
それはもはや現在進行形といってもいいはずであり、それらをぶら下げたままで走っているのかもしれないな。
いわば半ケツ状態で、自分が半ケツに気がつかないまま、パンツの前だけを押さえて匍匐前進しているって事なんだろうか?
何を言ってるのかな。
 
外来が忙しすぎく、ヘロヘロの感じ。
 
IRCのデータでは、やはりコロナの影響もあってかボーナス支給の額は下がっているようだと新聞に書かれていた。
新聞の記事も隅から隅まで読めるわけではないし、社会情勢には非常にうとい感じである。
常識がないのだ。
 
で、頭を振り絞って、ボーナスに取り組む。数回目の熟考。
やっとそのボーナス支給の件を完成させて会計事務所にFAXして気が抜けた現在であります。
 
few days agoこれまた新聞で見て、熊本のソウルフードだと言う「太平燕タイピーエン)」という緑豆春雨の麺を作ってみたのだった。
と言っても熊本に行って本物を食べたわけではないので、本当はどんな味なのかは全くわからない。
うちの娘はラーメンが苦手なので、汁は少なめのものを作った。
でも優しい味で、卵はアブラでは転がさず半熟卵のままでのっけたけどこれもいい感じでした。
 
まあ落ち込んでいても腹は減るし、
腹が減ったらやはりうまいもの作ろうと思うし、
うまいものを作ったらやはりそれに合わせてうまいお酒を飲もうと思うし、
そんな時は、日本には、日本酒やらワインやら焼酎やら数たくさんの酒があって、
ほんとにここはいい国だと思うわけだな。