だからオレは泌尿器科医でおしっことちんちんの医者なんだってば!(2)

生きる速さで書きなぐることができたらいいのだけど・・

#679 「ハトシ(蝦多士)」を揚げる。

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こちらは自家製です。
 
疲れたりすると目がピクピクする感じだけど、なんだかその予兆がしている。
本当に疲れているのだ。
 
でも、このコロナの盛況とは関係なく、患者さんは なぜか正月過ぎてから一向に減ることがない感じだ。
こないだは、午前中の診療を3時前までしていたなあ。
昨日の医師会のミーティングも、会長の発案で全てウエブになっていた。
パソコンは嫌いではないが、 Web でのミーティングや講演は嫌いだ。
おとといのDMの講演会も、久々の現地開催だったのに、直前でall Webに切り替わった。
演者の先生のお顔を直接見れないのは残念だ。
 
泣きたいくらいだ。
 
朝日新聞に載っていた、長崎の味であるという「ハトシ(蝦多士)」を作って食べた。
 
エビを粗く刻んで、片栗粉と塩で和えて、それを食パンに挟んであげるというシンプルなのに非常においしい食べ物だ。
この夏に、長崎にいとこの結婚式で行った時には残念ながらその料理はホテルでは出なかったな。
記事を読むと、卓袱料理の店でよく見かけると書かれている。
「ハトシ」の「ハ(蝦)」は海老、「トシ(多士)」はトーストのこと。
とにかく、シンプル且つ深い料理だ。
 
関係あるようで、ないようで、うちの娘は 海老が大の好物だ。
 

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こちらはお取り寄せです。

#678 泌尿器科専門医の更新書類を書く。

Cristo Redentor recebe luz azul para lembrar luta contra câncer de próstata

right or left,is it true life?

Da Vinci

what's this?

 
泌尿器科専門医の更新書類を書く。
 
この制度が本当に機能しているかどうかは別として、
5年間の期間の後、また2022年度の泌尿器科学会の専門医更新がやってきた。
なかなか開業していると学会に行くこともできず、よしんば会場に行っても、学会場のスクリーンの録画動画を見てそれでポイントを稼ぐという馬鹿げたことの繰り返しなので、もう専門医やめてもいいんじゃないかと思っていたりした。
 
それがこのコロナのおかげで、
教育講演をオンデマンド形式で配信していただけ、学会が終わっても一か月ぐらいは自宅で視聴が可能になったのだった。
もともと対面以外は価値を認めていないのであれだけど、この制度に限ってはウエルカムであります。
おかげで 専門医になるためのポイントを稼ぐことができました。
 
そして、今回初めて日本泌尿器科学会ではなく、日本専門医機構というものが定める新しい基準での専門医更新となったのだった。
うまくいけば、2022年の4月から 2027年の3月31日までの専門医資格となる。
 
2027年だぜ、全く気が遠くなるよな。
 
毎回思うのだが、それからあとはもう別に専門医じゃなくても関係ないよね。
おいらはダヴィンチもできないし、内視鏡手術もできないし、性同一障害もいまひとつわかんないし、新しい手術手技も分からないし、新しい抗がん剤も分からないし、分からないことだらけだ。なのに専門医なんだよな。
一般臨床にかけては、開業医としてのベストレートを保持していると自負してるけど、それは形とか証明書にならないものだからね。
それがいちばん大事なんですよと褒めてくださる方もいるし、日々患者さんと対面しているので、なんとかなっている程度だ。
 
でもな、今の世の中、本当にわけのわからないものが、ある日「王道」の顔をしてまかり通ることもあったりするので油断は禁物ではあるけれど。
 
今回で専門医の更新は5回目になる。
 
初めての専門医の時にはすでに試験が導入されていて、
それまではほとんど試験なしで臨床経験だけで取れていたような制度ではありました・・
で、初めての試験は岡大までみんなで受けに行ったような気がする。
臨床問題もあって、その頃だからレントゲンフィルムを持って行って、どこかの教授の先生に、この症例でこういう手術をしてこういう結果になったということを話したような気がする。
君は手術が好きなのかね?と言われてまあそうですねと答えたような気がする。
けど、それもはるか遠い何十光年も前の話になってしまった。
 
まあ、泌尿器科学会というものに対して、夢のようなものがあるとしたら、
SNS とかそういうもので知り合っている(リアルじゃないのにある程度ツーカーであったりするという)、自分とは違う世界で第一線を走り続けている偉い先生とかそういう先生と、学会(現地に行くという意味で)のついでに酒を酌み交わせたらいいなというのはあるよね。もちろん勉強抜きでね。
 
そんな時代を夢見てた矢先のコロナであり、本州の先生はそんな状況下でもアクティブに動かれてる方も多いけど、
四国の片隅で、
自分はイライラしながら、日常診療を、
村上春樹さんで言えば、ただただ、自分の泌尿器科の鉱脈を見つけるために、穴を彫り続けているんだ。
 

#677 物欲シリーズ その8 ティファール圧力鍋の寿命と、本日の茶色い料理 (しんすけsキッチン)

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圧力鍋を買ったのももう十数年前のことだと思う。
色々調べて、
と言ってもその頃はネットもそんなには発達していなかったと思うので、
いよてつ高島屋に行って色々眺めたりして、結局は王道のティファールの圧力鍋を買ったのだった( 途中で間違えてタイマーをつけたまま洗ってしまって、タイマーだけ数千円で買い直したこともあったなあ、今思い出したよ) 。
 
学生時代の同棲と共に始めた料理も、まあ随分上達して、
それにともなって「お道具」も増えるわけで、
岡山から松山にやってきた40年前の学生の頃のフライパンひとつに比べると、隔世の感である。
それでこれが最後の買い物にしようと思って買ったのが圧力鍋だったのだ。
圧力鍋を使って作るような料理はその頃はメジャーではなかったからなあ。
結構決めるまで時間かかったような気がする。
きっと何か作りたいものがあったんだろうなあ。ホロホロの煮込みとかねえ。
 
でもそれから クイジナートのフードプロセッサーも 買ったし、
アメリカ製のバイタミックスのパワフルなミキサーも買ったよなぁ。
・・というふうに物欲は止まらないものなのである。
 
そして、また書くけど、「物欲」は「その人の形」をしていると思う。
だから、物欲は決して悪いコトバではないと思うんだ。
 
(その人の「規範」を超えた物欲は悲惨だけどね、
そうなると、その人の物欲はその人を超えて、ドロドロのマグマみたいになって、
それを欲したその人も崩れていってるのに、その人自身には気づけないのだ。)
 
で、その圧力鍋だけど、なんか加熱しづらくなってきて、
加圧を意味する赤い蓋がしまったと思っても、そこから火力を下げるとまた加圧ができなくなることが増えてきた。
相棒がパッキンを Amazon で買ってきて変えてみたのだけど、やっぱり不調である。
ということは機械の寿命なのかな。
 
と思いつつも、だましだまし使っていたのだけど(そうそう圧力鍋料理するわけでもないしなあ)、
まあ色々考えて、昨日やっぱり「捨てよう」という決意に至ったわけである。
 
そのティファールで作る最後の料理が、「豚肉とみかんの煮物」である。
これはティファールを買った時に付属した本に、「スペアリブとマーマレードの煮込み」というとても斬新な料理がのっていて、
マーマレードと醤油でスペアリブを煮込むというとても素敵なものだったのだ。
 
それから色々自分で考えて、1年に1回は作るのが、
余ったみかんを最後に消費するために、みかんと豚肉とじゃがいもと ゆで卵も入れる煮込みなわけである。
まあ誰が考えても美味しいわけで、味付けは適当だ。
昨日は、醤油・コンソメ・塩・はちみつ・みかん・ナツメグ・五香粉、そして最近手に入れたカルダモンで味付けしてみた。
 
なかなか加圧がうまくいかないので、結構鍋の前に立ちっぱなし。
その間に犬の餌をやり、風呂にお湯を入れ始め、卵を茹でる。
もちろん出来た料理はとてもうまかったです。
 
というわけで、最後のティファール圧力鍋料理と、茶色の食卓「豚肉とみかんの煮込み」でした。

#676物欲シリーズ その7 物欲というか、アレンジとか使っているアプリ「FLAT」について

 
拙いながらのピアノのレッスン続けてますよ。
 
週に1回、月に3回程度、一回の時間は30分。
でも、月に30分3回で楽器なんて上手くなるわけはないよね。
プロの人は、それはそれは仕事ぐらい(と言うかまさに仕事なんだけど)楽器に携わって、それで生計を立ててるわけだからねえ。
 
大人の楽器はね、それでも楽しければいいんだよ、
大人はそんな上達なんかするわけないだからね、楽しければいいんだよ。
そんな発想が蔓延しているけど、
楽しいにたどり着く ことさえなかなか困難である。
 
今携わっている絵だって、そんなに楽しいのかと言うと むちゃくちゃ解放感があるわけでもないのが現実である。
まあこないだのエントリーにも書いたけど、「絵を描く」ことは一人でするものだけど、
楽器は音が出てみんなで共有できるからまだ救われる部分は多いのだと思う。
 
ピアノに関して いつか Jazz piano もどきのものができたらと思ってコードの練習ばかりしている。
稲森康利さんというえらい先生が書かれた「ジャズキッズ2」という本がテキストだ。
これは 子供向けに書かれた本なのに非常に奥が深い。
それをたどたどしく練習して、一度 なんとか弾けたはずの 「リトルブラウンジャグ(茶色の小瓶)」という、
聞いたら誰しもがわかる曲を練習している。
 
8小節のアドリブパートを自由に弾きなさいという項目があって、
今朝思いついて そして楽譜に起こしてみた。
楽譜は Web で編集ができる「FLAT」というもので、この楽譜のせいで自分の アレンジ能力は格段にアップしたと思っている。
今はWebで鳴らせる楽器の種類が更に増えてもう笑いが止まらないぐらい面白い感じですね。
自分の今の目標は、ビリー・アイリッシュみたいに作れんかなあというものだったりする。
 
まあ、こんな稚拙なアレンジを考えたりして、勝手にドラムとかベースを追加して遊ぶわけです。
興味がある人はサイトを覗いてみてください。
 
60歳になったら DTM(desk top music) に取りくむと言ったんだけど、
やはり DTM と楽譜というのはちょっと相反した概念らしく、
では楽譜か? DTM か?と言うと、やはり 自分たち old GENERATION は楽譜による再現性をとってしまうわけです。
その中で楽譜の再生ツールして とっつきやすくて優れていると思うのがこの「FLAT」というソフト(Webもあり、アプリもあり)なのです。
 

#675 寒い冬の日「アート山大石可久也美術館」に連れて行ってもらう。

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寒く、強く風の吹く日、家人に淡路島に連れて行ってもらった。
 
淡路島の南に泊まって、次の日ホテルをチェックアウトして北の方に向かって車を走らせる。
目的地は 安藤忠雄の建てた寺と 、山腹に建つこの美術館 と 、巨大な植物園だ(こちらも安藤忠雄さん)。
 
淡路島には 限りなく土地があるように思える。
橋がつながるまではどんなところだったのかは見当もつかないが、こうやって橋が四国と本州を結ぶように連絡して、きっと淡路島は 便利な島になったのだと思う。
 
美術館の名前は「アート山大石可久也美術館」というものだ。
この 自宅兼アトリエ兼美術館 を建てた大石可久也先生は、九十歳を超えて数年前に亡くなられたそうだ。
今はその意思を継いで NPO 法人となって運営されているという。
芸術家である奥様は敷地内に住まれて生活もしていると、管理人の方に伺った。
この山はもともと牛の放牧場で、そこを 買い取ってボランティアの手でひとつひとつ整備されていったのだと言う。
 
壁の年表を見ると、先生は40歳の頃美術教師を辞めて芸術一筋の道に入ったという風に書かれている。
それから50年余りの人生、 凡人の自分はどうやって食ってきたのかなという風に思うけど、それは下衆の質問でしかない。
 
芸術というのは実は孤独なもので、 作っている間は確かに熱中できるかもしれないけど、
そこになかなか他人との共同作業というものは入ってこないし、
そしてオーディエンスが絵画を眺めてくださる時間なんぞあっという瞬間だ。
音楽も同様だが、音楽はね、一緒にプレイできるからなあ。
 
それでも芸術家はなぜ作品を作り続けるのかという問いは、
人間は何のために生きるのかという問いにも似ているように思う。
人生においては飯食ったり、糞したり、歯磨いたり、寝たりという行為は必然だけど、絵を描くために筆を取るという行為は、「意思」でしか生み出せない所為だからなあ。
 
安野光雅さんが言ってた。
「雲中一雁」という言葉が好きだった。
群れからはぐれて飛ぶ雁に自分を重ねたのだ。
「絵描きもほとんど一人旅で、認めてもらえなくてもやむを得ないという前提である」そうだ。
 
清い。
 
ああ、俺は世俗にまみれまくっている。きっとほとんどのひとはパンが必要だ、そう、パンは必要だ。かすみよりもね。だけどね。
 
つまらないことを書いてしまったけど、
そんな美術館やら寺を見つける相棒の感性にはいつも驚かされている。
 
そして彼女は水彩画を描き、おいらは iPad や万年筆で相変わらずの絵を描いている。
 

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#674 物欲シリーズ その6 DukoffD6(Tenor)+YAMAHAマウスピースパッチ0.2mm、そしてBigmanのこと。

 
コロナかとか、自分の仕事の忙しかったとか、色々あったりして、
なかなかセックス(→じゃないよサックスだよ。なかなか意味深な音声変換だな)から遠ざかっておりました。
ふとまたback to &60'sといいますか、自分の憧れに近づくための努力をしてもいいんじゃないかなと、ある日思ったわけです。
 
元々 Bruce Springsteen の E ストリートバンドでサックスを吹いていた BIGMAN こと 「クラレンスクレモンズ」さんに憧れてのテナーサックス転向ですので、彼の楽器を検索してみました。
ネットの世の中なので、みつかるものです。
彼はデュコフD9で、空き幅の大きなマウスピースで吹いているということがわかりました。
 
デュコフというのは、どうも自分はよく知らないのですが一世を風靡したメタルマウスピースであるらしく(今は そんなに売れ筋でもないそうです 間違ってたらごめんなさい)、
色々探すのですが数少ない感じでした。
やはりマウスピースは吹いてみたいので、島村楽器に出向きますが現物あるはずもありません。
 
しまむらのあんちゃん(新任のサックスのインストラクターでもある)に相談してみました。
彼が色々尽力してくださって、福岡の島村に中古が一個あるということを発見してもらって、それを取り寄せてもらって試奏して、
それでメタルは音を出すの難しいとか その前にもともとテナーでの低音が出にくいとか 色々あったのですが、
「これは運命だ」と自分に言い聞かせて購入しました。
中古で 25795円、2021年11月20日に購入しました。
 
それから必死でそのマウスピース を吹きこなせるように練習しました。
そのせいか以前よりはちょっと音が出てくるようになりました。
金属製のマウスピースは唇が滑っていっちゃうので、サックス師匠の上先生(STARWARSのジュダイマスターみたいな人?)のアドバイスもあり、
久々にマウスピースパッチも購入して付けてみましたよ。
 
物欲快調。
物欲上等。
 
おいらはおんなのこでもないし、もともとそんなにブランドに興味があるわけでもないし、
でもそれでもこの「物欲シリーズ」は順調に続いとりますね。
自分の欲しい物とか欲するもの手に入れたもの、そういったものが自分をどんどん作って、どこかに連れて行ってくれるんですよ、きっと。
Bigmanの隣とかね。
 

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#673 物欲シリーズ その5  エリクサーの弦とワインダーとで、久々に弦を張り替えて間違える(ギャフン!)。

 

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もう十年以上前のことだ。
島村楽器の店員さんとも今のようにツーカーで話せるのでもなんでもなかった頃、
自分にとってこれは一生のものにしようと思って買ったアコギが、ギブソンの「ブルースキング」だった。
 
普通のアコギよりは少し小ぶりのサイズで、ブルースキングという名前がなんだかまたそそるものがあった。
これを、背中を折るように曲げながら、ひなた 日向でつまびきながら死んでいくのだ・・とかそんな妄想したものだ。
その時はlowコードとアルペジオくらいだったなあ。
 
その時も島村楽器で買ったのだが、
その時に接客をしてくれた女の子は「私はドラムを叩いてるんです」と明るい声で言っていたなあ。
多分その女の子ももういなくなった。なんせ結構前のことだ。
その時は、自分の行く末、楽器を再びやる日が来るのだろうかとか、一人で 色々考えていたのだけど、今は楽器も目がくらむほど手を付けて、
その上に音楽を一緒に行ってくれる仲間までできた。
自分がギターを弾いている「Karen」というバンドだって、今は野郎ばっかりだけど、まだ存続している。
 
今回久々に自分で弦を張り替えてみようと思い立って(いつまでもしまむらのてんいんさんにたよってちゃだめでしょ!)みたのだが、
5弦で間違えちゃって、左右非対称になってしまった。
よく見たらわかると思うけど、「アチャー」である。
端を切っちゃったのでもう伸ばせないので、そのまま残りの弦も張ってしまった。
 
でもギターは弦を張り替えると生き返ると言うけど、それは本当で、このエリクサーの弦はいい感じ。
弦を張る為にワインダーまで買っちゃったよ。
 
SIONが歌ってた、
♪いつものようにじゃらんと鳴らそうぜ。

 

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