だからオレは泌尿器科医でおしっことちんちんの医者なんだってば!(2)

生きる速さで書きなぐることができたらいいのだけど・・

#665 2022/07/03 sunday

Janis

 
ともすれば昨日のことを忘れてしまう。
 
朝の6時から起き出して、DTM(desk top music)の勉強をして、宅録しているとあっという間に時間が過ぎてゆく。窓のない部屋にこもって自分の世界に入り込むと外のことはわからなくなってくる。
でも俺の生きているのは現実の世界だという二律背反に悶えたりもする。
そんな中に全ての人はいる。
 
瀬戸康史」さんのyoutubeみて、ガジェット欲の赴くままに電子リコーダーを購入する。
人気らしく、どこも入荷待ちだったのをたまたま現物があって手に入れることができた。
 
10種類の音色が出て、MIDIとしての入力ツールにもなるという夢のような笛だ。
 
昔、YAMAHAでべオーバ買ってとっとと挫折したという過去は、この際伏せておこう。
 
「エレフエ」という安易なネーミングがまたいいことないか!
 
それとは関係なくコツコツ作業してゆく。
そうだなあ、DTMで音楽作るのはplayというより作業って感じだなあ。
ギターとギター伴奏と、歌と、ベースと、MIDIキーボードと、ガレージバンドのドラマーさんとでまた音源を作る。
 
デモ楽曲を作ったので、知り合いに脅迫状のように送りつける。
もう、このクソ忙しい個人社会で、リアルな観客になってもらうことは無理なので、こちらから送るという寸法だ。
 
昼飯を作ってから、自転車で出発。
5kmくらい走って新しくできた伊予市の「IYO夢未来館」まで。
島村楽器主催の「Music Concert 2022」で、うちのバンドのベースマンが出演している。
客席で眺めていると、知ってる顔が登場してそれだけで嬉しくなる。
おーあんた、まだがんばってたんだね!てな感じだ。
 
音楽はいい。
 
結局最後まで聴いてしまった。
 
うちのベースマンは、Mr.Bigのヒット曲「TO BE WITH YOU」をplayした。
先生たちをフルバックに従えてだ。かっこいいぜ。
 
いろんなネタやら気づきを貰って、自分もあのステージに立ちたいということに今更ながら気づく。
 
吉田拓郎氏のラストアルバムがリリースされたらしい。
もう表舞台からは完全に消えるそうだ。
でも彼も、きっと今も気分はステージの上で歌ってるんだろうし、その場所にまた帰ってくることもあると信じている。

#664 ジョンレノンやお前のいない世界。

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久しぶりに「イエスタデイ」という映画を観た。 
2019年の作品だ。 

 

ビートルズが いない世界に 目覚めた 売れないミュージシャンが、自分の中のビートルズの歌を トレースして世界に発信するというような物語だ。 
ビートルズの いない世界で 彼はビートルズの歌を書いて発信して世界のスーパースターになり、そのことに疲れ傷ついてゆく。 
そして、彼は イギリスにいるジョンレノンに会いに行くんだ。 

 

海のそばの家にジョンは多分一人で暮らしている。 
主人公が歳を問うと「78歳だ」と答える。 
長いこと航海をしてきて、好きな女と一緒になった。色々あったけど、良い人生だ。 
そうジョンは言うんだ。 

 

さて実の世界で、ジョンレノンが 死んだとき、自分は前も書いたけど 、医学部に入学するために 浪人していた。 
受験に来た愛媛大学医学部の 寒い廊下 吹き抜けの廊下で、ジョンレノン追悼文集の本を読んでいたのを思い出す。 
あれからもう 何十年もが過ぎてしまった。 
ジョンレノンは四十歳で、ダコタハウスの前で、マーク・チャップマンに撃たれて死んだ。 

 

そのジョンレノンが死んだ40歳という年齢をもう随分と過ぎてしまって、なにやら赤いちゃんちゃんこの年齢さえも過ぎて、それでも心の中の中二病は 収まることなく蔓延してゆく一方だ。 
だから、あの時の自分に、医学部の寒い廊下にいたショボい自分に言ってやりたい。 

 

なあ小僧、そう悲観することはないよ。 
もしかしたらこの医学部に受かることができるかもしんないだろ、お前は共通一次で結構行けたじゃないか? 
もしかしたら医者になることだってできるかもしんないよ。お前が望んでる精神科になることだって可能かもな? 
もしかしたら好きな女の子ができて、その女の子と一緒になることだってできるかもしれないじゃないか? 
そして、もしかしたらお前もまた楽器を弾いたり、小説を書いたりすることだってあるかもしれないよ。 

そうだよ、そのいくつかのシナリオは成就して、いやそれ以上健闘してるかもしれない自分がこうしてここにいる訳で、 
だったら、ハードだったとしても、まんざら捨てたもんじゃないぜ、ってことだ。 
 

自分の知らないうちに 高校の同級生が 亡くなっていたという話を人づてに聞いた。 
心の波があるやつだったので、連絡つかないのはナーバスブレイクダウンのせいかと思っていた。 
そりゃ連絡つかんよなあ。 
いくら俺でも、あの世にはメッセージは送れないからなあ。 
 

お前ともうバカなこと 言い合ったり しょうもないやりとり できないのかと思うと なんだか本当に寂しいよ。 
でも寂しいって思うことがそれこそ捨てたもんじゃないてことなんだろうな。 

「イエイ!」って 言っとくよ。 
だからお前もちゃんと返せよな、 「イエーイ」って。

 

ulala-roo.hatenablog.jp

 

 

 

#663 5W1H

think

■昨日も、頭を使わない人に数人出会った。
 
右から左へ流すことになんの疑問も抱かない人はそこの場所から出ることができないし、その場所に居続けることになんの疑問も抱かないのだろう。
 
「こう言われたんですけど今後はどうしたらいいんですか?」
「これは(データベースの)項目増やしたらいいんですか?」
 
どうしてこうなったのか、だからどうするのか?とか、
データベースの持つ汎用化の意味とかに関してちゃんと考えた上でその提案なの?
個々のシチュエーションの検討は割愛するけど、まあそういうことを言った。
 
そういう輩に限って私は頭悪いからなどと思考停止フレーズで応戦してくるのだけど、
ネジがないのではなく、回転させることを怠っているだけなんだよね。
 
■開業した頃スタッフによくいった。
 
指示を求めるのはわかるけど、
どういった理由でそれをするのか明らかにしてからそれを記載しなさい!じゃないと何も残らないよ。
もしまた同じことがあったときに一からのやり直しになってその度に右往左往するだけでしょ。
 
そしてレトロだけど、新聞記事の5W1Hを引き合いに出した。
これが最低条件だと。
 
その考えは今も変わらない。
 
いつwhen誰がwhoどこでwhereなにをwhatどういった理由でwhyどのようにhowしたのか。
なんてシンプルで力強いフレーズなんだろう。
 
今ではある程度その考えは浸透している(そう信じている)ので、
スタッフはこれこれなんでこうしたいんですとちゃんと言ってくれるし、
カルテにもそう記載してくれるようになった。
 
嬉しいし、そう言ったことを繋いでいくのが教育だとも思う。
 
■自分が何者かなんてわからない。
それは人間存在死ぬまでそうだ。
そしてなしえることなんてちっぽけだ。
織田信長のことだって世界中の人間が知ってたわけじゃない。今になってあれこれ言われてるだけのことだ。
 
でもね、生きているうちには頭をフルスロットルで回せよ!ってことです。
 
まわしてもまわさなくっても、偉くなろうがなるまいが、同じといえば同じだし、
流れ着くところはところは火葬場の灰だってことに関しては誰しも同じだろう。
 
それでも、と、おもう。
 
思わないか?
 
【P.S.】
今、
莫迦は死んでも治らないという言葉がよぎったけど、ほんとか?
ほんとか?
ほんとなのか?

#662 コロナ4回目接種と翌日の朝

朝コロナ打ってもらったの忘れるほど忙しかった。
BONUSの時期がちかづいてくると面接がラッシュになる。もうヘロヘロだ。
ギリギリで音楽教室にいって、性懲りもなく、ピアノの発表会にもエントリーする。
夕方バイオリン弾いてて、なんだか右肩が重いなあと思ったので朝のコロナを思い出した。
 
帰宅して、ホットプレート・餃子の皮で、美味い飯を作って娘と二人で食べる。
牛肉とスライスチーズと大葉、つくねと大葉。
前日作っておいたきゅうりの甘酢漬け。そんなシンプルな料理。
山丹政宗と共にいただく。
そして彼女と共に片付ける。
 
それからサックスを吹いたりする。
だんだん体がぼーっとしてくる。
23時前には寝床に入ったが、その後身の置き場がなく呻吟していたのだと思う。きっと熱があったのだと思う。
 
気だるい体でなんとか起き出し熱を測ると36.9度。まさに微熱老人である。
やたらしんどい、気だるい。右腕は腫れておりずきんずきんする。
病院で熱を測っても同様で、それなのに身の置き所がなく、意を決してボルタレン25ミリを使って診療を開始したのだった。

#661 eBikeでかつてロードバイクで走った道を走り、10年前の自分に会いにゆく。

 
色々試行錯誤して、TREKのeBikeを購入した。
 
たまたま自宅近くにTREK直営店があり、意を決して訪問したら、店員の方の接客も素晴らしく、それですぐに試乗の話になり、後日試乗したら、「この試乗車がお得です」という話になり、あれあれとそのまま購入に至ったのだった。
 
そんなこんなで、以前乗っていたロードバイクの名義変更とか防犯登録とかメインテナンスその他で結構手間取ったけど(休みの日に東署にも行った)、
昨日、やっと以前乗っていたブリヂストンのアンカーを弟子に譲渡したのだった。
 
2010年に購入したロードバイクだった。
 
自分は、運動神経もなく集団で何かやるのも苦手で、運動からは極北にいる男だ。
でも50歳になった時、ロードに乗って自分の力で、アスファルトの上を行けるところまで行ってみたいと思ったのだった。
 
5年くらい前に左肩が痛く、腕が上がらなくなってのを理由に(きっと自分の中で止める理由を探していただけなのかもしれない)すっかりやめてしまった。
不思議なもので、一生上がらないと思っていた肩も、上がるようになり、
家族で行った馬島で、GIANTのeBike借りてしまなみ大橋を走った時に「またいけそうかな」と思った。
でもそれだけだった。
 
今年の桜の頃、岩城島で、山頂の桜を目指した時も、家人の計らいで、家族3人ともeBikeを借りることができて、山の上り坂だけはロードの人を抜いてゆくことも可能だったりした。
そうやって時が過ぎて、自分の中で何かが熟成していってeBikeを購入に至ったのだと思う。
 
ロードの人にとっては電動なんて邪道だろう。
 
でも、半分電動で半分人力で、自分の足で漕がなければ進まないまいのは一緒なんだよね。
クルマで通りすぎてきた風景を、自分の足で見に行けると行為が素晴らしいなと思う。
 
eBike買ってすぐに梅雨入りしたのだけど、合間を縫って、近所のポタリングコースに行ってみた。
もう走ることないと思っていた道を、また7- 8年の時を経て経って走るという行為とその営為に、なんというのかな不思議な感慨を覚えた。
 
自分はもうロードバイクに乗ることはないだろう。
 
だからこの際、もらってくれるといううちのスタッフにリストアして進呈することにしたのだった。
roadとeBikeが同じでは無いにしろ、それはかつて走った道においらを導いてくれている。
 
今はそれがうれしい。

#660 箱の中の彼

 
まいものを食って酒に酔って、毎日自分なりに積み上げる些細なことだって探せばある。
それを満足と言っていいだろうけどまだまだ足りない。
「足りない足りない」と言い続けて、このまま命尽きたとしてもそれはそれでいいのだと思う。
成就なんてないんだからね。
 
仕事は自分が主体ではない。そういうものだ。
自分では、さあ今日は終わりだと思っても、患者さんはコロナになるわ熱発するわ(たとえですよ)、心電図モニターはつくわで(たとえですからねあくまで)心休まる暇はない。
自分だったら諦めてしまえるようなことも、その患者さんにとっては100%のことなんだからね。
 
仕事をしていての満足ってなんだろう?という問いは、
生きていての満足はという問いにもつながる。
でも、前述の旨いもん食って酔ってというシンプルネスが人間にはあるので救われているのだと思う。
カスミ食いながら半坐位のポーズで地球の行く末考えても仕方ないもんなあ。
 
焼き鳥食いてえ!
 
子供が小学校低学年のとき作ってくれた人形を、外来に立てかけていた。
もう10年以上、オレの分身はそこに居た。
先日、決心して、彼女にも許可を得て人形を捨てることにした。
 
箱の中ののことを今朝天啓のようにたた。
外来では立て掛けていたのだけど、家で、絨毯の上において写真を撮ったのだ。
これは墓に入っている男だと。
それが悲しいとかそんなわけではない。
どんなに苦しい死のあとでも、
死んだあとはみんな安らかな顔になるし、たとえそうでなくとも安らかな顔にプロがしてくれるだろう。
 
ペルリューの島で戦い、殺された日本兵は、顔とか顎を切断されて、金歯をくり抜かれたという話だ。
スピルバーグのドラマでもそのシーンはあった。
戦争はどんな時代にも「狂気」を再現する。
そんな場所ではもしかしたら安らかになることはできないのかもしれない、死のあとでさえ。
 
だから「箱の中の彼」のように生きれたらそれで十分なのだと思う。
 
また結論のない話になった。

#659 ギターをウクレレみたいに弾けんもんか?

炎上ジャズギター!: ギターの5弦6弦を封印せよ! 簡単コードでお気楽ジャズギター!?移動ドで唄って相対音感を身につけろ! 歌心とギターをリンクさせる秘術を大公開! ゴリラから見た音楽理論シリーズ (ハンサムレコーズ)

 
人間の指は親指を除けば4本しかないので、
やっぱりセーハ(Fのコードで人差し指で1-6と押さえるような押さえ方)とかそういう無理な押さえ方はやめて、 4本の指で弾くべきだ。
そうなると、ウクレレとかベースとかバイオリンというのは非常に理に適った楽器であるのですよね。
そしてギターは6弦あるけど、下の二つに目をつぶって、上の4本で考えると、ウクレレと一緒の音の進行になるのでした。
(ベースの4本はギターの下の4本と同じで、バイオリンのそれはまた違う)
それをマスターすると、高音弦を使ってコードを奏でるようなレゲエとか、おしゃれなコード伴奏にはいいんじゃないの?
そう思って自分はウクレレ奏法を今勉強中なんですよ。
 
・・と言うと、
ボサノヴァギターの達人こと S 先生は、
「名言やな 後世に残るかもしれんね メモしとかんと」と、笑っておっしゃってくださった。
とあるライブハウスでの話です。
 
そんなわけでこの本を熟読しとります。
 
今 Flatというソフト(アプリ)で楽譜をシコシコ作ってるのは、ユーミンの「ルージュの伝言」で、
彼女の無駄のない歌詞と進行は記譜してると勉強になるので、
楽譜をネットで買うという方法以外に、
こうやって手間ひまをかけて入力してゆくという行為も実に勉強になります。
(こうやって自分に言い聞かせないと馬鹿みたいな労力ですからね)