だからオレは泌尿器科医でおしっことちんちんの医者なんだってば!(2)

生きる速さで書きなぐることができたらいいのだけど・・

#661 eBikeでかつてロードバイクで走った道を走り、10年前の自分に会いにゆく。

 
色々試行錯誤して、TREKのeBikeを購入した。
 
たまたま自宅近くにTREK直営店があり、意を決して訪問したら、店員の方の接客も素晴らしく、それですぐに試乗の話になり、後日試乗したら、「この試乗車がお得です」という話になり、あれあれとそのまま購入に至ったのだった。
 
そんなこんなで、以前乗っていたロードバイクの名義変更とか防犯登録とかメインテナンスその他で結構手間取ったけど(休みの日に東署にも行った)、
昨日、やっと以前乗っていたブリヂストンのアンカーを弟子に譲渡したのだった。
 
2010年に購入したロードバイクだった。
 
自分は、運動神経もなく集団で何かやるのも苦手で、運動からは極北にいる男だ。
でも50歳になった時、ロードに乗って自分の力で、アスファルトの上を行けるところまで行ってみたいと思ったのだった。
 
5年くらい前に左肩が痛く、腕が上がらなくなってのを理由に(きっと自分の中で止める理由を探していただけなのかもしれない)すっかりやめてしまった。
不思議なもので、一生上がらないと思っていた肩も、上がるようになり、
家族で行った馬島で、GIANTのeBike借りてしまなみ大橋を走った時に「またいけそうかな」と思った。
でもそれだけだった。
 
今年の桜の頃、岩城島で、山頂の桜を目指した時も、家人の計らいで、家族3人ともeBikeを借りることができて、山の上り坂だけはロードの人を抜いてゆくことも可能だったりした。
そうやって時が過ぎて、自分の中で何かが熟成していってeBikeを購入に至ったのだと思う。
 
ロードの人にとっては電動なんて邪道だろう。
 
でも、半分電動で半分人力で、自分の足で漕がなければ進まないまいのは一緒なんだよね。
クルマで通りすぎてきた風景を、自分の足で見に行けると行為が素晴らしいなと思う。
 
eBike買ってすぐに梅雨入りしたのだけど、合間を縫って、近所のポタリングコースに行ってみた。
もう走ることないと思っていた道を、また7- 8年の時を経て経って走るという行為とその営為に、なんというのかな不思議な感慨を覚えた。
 
自分はもうロードバイクに乗ることはないだろう。
 
だからこの際、もらってくれるといううちのスタッフにリストアして進呈することにしたのだった。
roadとeBikeが同じでは無いにしろ、それはかつて走った道においらを導いてくれている。
 
今はそれがうれしい。