#606 便座が割れた、、
院長室の便座が割れた。
ひびが入っていたのだけど、その状態で何ら不自由もなかったので放置していたら、ある日完璧に割れた。
ケツの右の部分がはまるあたりが真っ二つに割れているので、座る時にそちらには体重をかけないように気を付けなければいけない。
それでもやはり、きばる時にはきばらなければいけないのだ。
きばれないのは、またこれはこれでストレスだし、困ったものだ。
その状況で一週間ちょい粘っていたけど、やっと新しい蓋がついた。
本当はウォシュレットも 考えたかったのだけど 、ユニットバスで17年前の設備なので、電源も引き込まなければいけないしなあ、
そんな金のかかることをうんこのために・・と思って言わなかった。言えなかった。
なかなか快楽主義者になれないせこい自分である。
うんこのことなのにね。
たかがうんこ、されどうんこ、
うんこは日々の生活の糧で、健康のバロメーターでもあり、その人の人生の指標でもあり、人生の糧でもあるのにね。
そういえば、
「えひめ排泄ケア研究会」で、おしっこのことから派生して、うんこのことを色々教えていただいた、NPO法人・トイレ研究所のKATOくんは、
災害トイレやらいろんなことで幅広く活躍してるけど、彼はいろんな出先で、ストレスでうんこが出なくなることなんてないのかな?
自分は、旅先とか、場所とシチュエーション変わるとすぐに便秘になるからねえ。
自宅のトイレにまさるものはなしです。
ついでに言うと、
結構寝たきりでオムツ排泄をされている方のバルーン交換に関わることが結構多いのだけど、
やはり便の調節が自力ではうまくゆかず下剤で調節している方は多く、自分の意志と関わらず 排便失禁があって、バルーン交換の時に大量のうんこと遭遇することはあるのだけれど、なかなか自分の下(しも)のことなのに、バルーンが入ったり、自分の意志と関係なくうんこが出たりと、なかなか人生というのは歳をとるとままならないものだというのが悲しいけど現実だし、我々医療者がいくらかかわっても、その人がコンフォータブルと思っていただけるような状態までもっていくことは難しいのが現実でもあり、そんな時、患者さんの亀頭を握りながら、オムツに付着した便を見ていると、なんだか急に悲しくなることもあるんだよ。
やっぱりうんことおしっこは大事だよ。
そしてオレはおしっこの医者だという現実をやはりこんなときにもう一度噛みしめるのである。
うんうん。