#645 朝の始まり、珈琲を入れ、万年筆のインクを充填する。
今朝は久々に起きれなかった。
体が動かなかった。
こういう時間もでも必要なんだと思う。
Ramyの万年筆に顔料インクを充填する。
そういった一見合理性を省いた無駄なような作業が時間に輪郭といろどりを与えてくれる。
仕事になると時間に追われはじめ、この時間までに終わらなければ次に行けないとか、そんなことばかり考えていたずらに疲弊してしまう。
今日は昼から コロナの集団接種なので、外来受付時間を普段より早めに設定している。
インシデントやらアクシデントはあってはならないことだけど、そんなものを内包しながらも、医療行為は絶対に進めてゆかねばならない。
それが終わるのを見越して、夕方は綱渡りのように久々の現地学会に参加し、その後は夜の街で撃沈する予定だ。
明日は久々のバンドの練習だ。
亡くなられた小林亜星さんにinspireされて、「どこまでも行こう」を自分なりにアレンジしていた。
できてみればシンプルだが、生まれで初めてベース譜も書いてみた。
でも、俯瞰から鳥のように眺めてみると、結局プランがあるようでノープランだ。
それでも止まっているよりはマシだろうし、そうしていかないと先には進めない。
いつのまにこんな事になってしまったんだろうと思っている自分を、鳥の視線で眺めて、その鳥が下降して、眠っている自分の中に入って、朝が始まった。