だからオレは泌尿器科医でおしっことちんちんの医者なんだってば!(2)

生きる速さで書きなぐることができたらいいのだけど・・

#691 松村雄策さんがジム・モリソンを教えてくれた。

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本文とは関係ない、牛肉とセロリの炒めもの。いろいろ足して作ってみました。牛肉は油で下茹でして、
さいごにいれてささっがコツでした。#しんすけsキッチン
 
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あと10分ぐらいしか時間がないのでどこまで喋れるか分からないけど喋ってみよう。
ロッキング・オン」の創刊者のうちの一人、松村雄策氏が肺がんで亡くなられたという記事をみつけた。
七十歳だという。
 
松村さんと渋谷陽一さんたちが72年に作った「ロッキング・オン」という洋楽の雑誌は、いつも書くけど、田舎の高校生の音楽の数少ない情報源であった。
その頃 LP レコードは1枚2800円(2500円?桃井かおりさんのライブ盤は2枚組で今にして思うと手放さなければよかった・・)ぐらいしていたし、たぶんレンタルレコードとかもまだ無かった頃なんじゃないのかな。
だから、情報源は、ラジオが 主であったし、
NHK の「サウンドストリート」というのは本当に唯一無二の番組だった。
そこで、佐野元春さんとか甲斐よしひろさんとか渋谷陽一さんとか(村上龍氏もいたのかな?)(大麻で捕まった上田正樹さんもいたかな?)、そんな人たちの声に耳を傾け続けたのだった。
 
松村雄策さんは、落語も愛しているおそらく江戸っ子であり、
彼の書く文章には、ドライな渋谷陽一氏とはまた違ったエモーションで、とても引き込まれるものがあった。
彼を通じて、メジャーのようでマイナーなような、ジムモリソン率いるドアーズの音楽にのめり込んでいったのだ。
知ったときには、モリソンも、とっくの昔にドラッグでなくなっていたのだけれど。
そういえば、渋谷陽一さんを通じてブルース・スプリングスティーンを知ったのも今思い出した。
だから、彼らはやっぱり人生の恩人なのである。
七十歳か、俺と9歳しか離れてないよね。
いや 虚しい。
 
いつか暇になったらこれをやろうなんて、
よく言うけど、
暇な時なんて棺桶に入る時ぐらいのものだ。
だから、やろうと思ったことは今手を広げておかなければならないのだよ、小僧どもよく聞いとけよ。
 
かと思うと、もうこの瞬間に死んじゃってもいいよね、後は死んだらわからないもんねと、投げやりではなく前向きに思う自分もいたりするのだけれど、そんなこと思うのも61歳なのかなとか思ってみたりする。
 
いや死にたいわけじゃないですからね念のため。
あれもしたいこれもしたいですよ。