だからオレは泌尿器科医でおしっことちんちんの医者なんだってば!(2)

生きる速さで書きなぐることができたらいいのだけど・・

#721 再びボカロ ② 歌詞を作る (自分の覚え書きです)

大怪獣のあとしまつ

 
setsuna  by ulala
 
咲いた刹那に散る花を 
飽きもせずにずっと眺めていた
 
ビルが崩れ落ち 人が果つ
この惑星(ほし)は無垢のまんまよ
 
遮断機が上がり 動き出した
夕焼けにビルが重なる ハ・イ・キ・ョ
 
風が過ぎて 雪に変わる
幻が 頬 はたく
 
セツナ(刹那) ト・イ・キ(吐息)
セツナ(刹那) イ・ブ・キ(息吹)
 
わたし あなた 誰もいなくても
 
アムアイイエゥオ   ラロリルレェルゥ
ララルラリロレラロ  ヌヌハドゥ
アムアイイエゥオ   ラロリルレェルゥ
ララルラレロマハヌ  セツナ・イ
 
 
 
メロディの入力のはなしはさておき、歌詞の入力です。
 
今までと違って、歌詞から歌を作ったのではなく、
メロディが、歌が希求している言葉を当てはめていった。
これは自分が歌うと想定しないのでできる芸当だと思う。
だから、超上り坂やら下り坂やら、いわゆる口づ寒メロディではないものも生み出すことができた。
とにかく、そのメロディが欲している言葉を、自分の中から絞り出してゆく作業なのだ。
 
自分が最初に用意していたのは最初の2行だけだ。
咲いてすぐに散ってゆく花と言うのは、まだ蕾のうちに首を刎ねられる幼女のようだなあと思ったりした。
まさに「刹那」であり、「羅刹」の感じだった。
人は儚い、だから尊い。そして滅ぶものゆえに美しい。醜い。
夕日の中に、動かない機械都市が横たわっている。
死に絶えたティラノザウルスみたいに。
三木監督の「大怪獣のあとしまつ」と言う映画を観た。
ネットではかなり酷評も載っていたけど、あの川に横たわる怪獣の死骸の絵だけで十分だと今は思っている。
そんな光景も頭の中にありつつの歌詞のトライだった。