#707 「何かを選ぶ事は何かを捨てることだ」
(2023.4.16 makino syokubutu-en)
牧野植物園に行こうと思って、ちょうど始まったNHKの「らんまん」を見始めた。
でも、植物園に行ってみて、
それ以来は、
TVはダイジェスト版を見ている(それでもみている!)。
その「らんまん」の第5週で、
「何かを選ぶ事は何かを捨てることだ」とおばあちゃん(なんと松坂慶子さんだ!)が言っていた。
確かにその通りだと。
槙野くんは造り酒屋であるみねやを捨てて、東京にいって植物学の道に進もうとしている。
何の不自由もなく育って、有り余る本を買い与えられて、植物学の道に進むと言う彼が、これから何を失うのか何を得るのかはまだわからない。
でも確かに、誰だって、何かを選ぶために何かを犠牲にしているのだとは思う。
もう数えきれない選択をして、おれも今のこの人生にぶら下がっている。
5/13に出かけた「愛媛県立美術館」で、ご夫婦で「ルビー婚展」を開かれた水関さんが言われていた。
絵の世界では、自分もまだまだ若造なんですよ。
だからまだまだやりますよ。金婚式の後もねと。結婚から始めてこれが10回目の記念展覧会だそうだ。
彼は家の近くにアトリエは作ったのだけど、
そこに行くまでの15分が惜しいので、奥様に二泊3日の弁当を作ってもらって、寝食も惜しんで籠って絵を完成させるのだとも言われていた。
そんな話を家人に熱く語られていた。
我々夫婦もここで個展をやったらいいですよと勧められた。
ほんと随分と芸術家たちからは力をもらうもんだ。
まあ日々をアリのように働いているわけだけど、
(はたから見てそう見えたらそれが正解だけど)キリギリスのように音楽やら絵画を奏でられたら、
それが今の自分にはベストかもしれないけど、
キリギリスにはまだまだ程遠い。
磨き合う油絵 ルビーの輝き 松前の水関さん夫婦が県美術館で結婚40年展 愛媛や旅先の風景 繊細に大胆に(愛媛新聞ONLINE)|dメニューニュース(NTTドコモ) https://topics.smt.docomo.ne.jp/article/ehimenp/region/ehimenp-news202305140020?redirect=1