だからオレは泌尿器科医でおしっことちんちんの医者なんだってば!(2)

生きる速さで書きなぐることができたらいいのだけど・・

#732 今回は「曲先」で作って、それから「詞」をはめていった。(もはやDAW日記)

kaiberで作りました。謎のランタン^^;
夏送り
 
 
ねぇ 振り向きざまに 今 なんて云ったの
花火の音がうるさすぎて 聴こえないよ
 
椿(つばき)模様の浴衣の帯が 人混みに溶けた
唇が揺れる 君は笑った
 
 蝉(せみ)が短い季節を謳う
 熱い風に サイダァの喉ごし
 
 大空を花火が染めてゆくよ
 もう戻れない もう戻らない
 
*もう少しだけ
もう少しだけ
君を好きでいてもいいの
 
遠い夏が逝く・・
 
 
 
あゝ 精霊流し 夏の川を下る
還らない人が還る季節 今年も迎える
 
あゝ 僕の前と 君の後ろにも 時は流れるよ
哀しみもある でも 愛もある
 
 いつか海にたどり着いたら
 なにもかもを 赦(ゆる)せるかもしれない
 
 遠い空 彼方の花火
 もう戻れない もう戻らない
 
*もう少しだけ
もう少しだけ
君を好きでいてもいいの
(*repeat 2 times)
 
遠い夏が逝く・・
 
 
 
ーーーー
 
 
さて、この一応出来上がった曲だけど、最初のタイトルは「夏花火」というそのまんまのものだった。
今回boosaにしようと思って、シンコペーションを多用して、自分としては珍しく、鍵盤楽器で(ちょっとしかキーがないmidi keyboard)作ったのだった。
「詞先」とか「曲先」とか業界ではいうけど、
そしてだいたい歌詞から発想する自分ではあるけど、今回はメロディから作ってみたのだった。
それもアコギをつまびくのではなく鍵盤だよ。
なので毛色の違う感じになったわけで、自分でもおおとかああとか言って、雰囲気を楽しんだのだけど、
それに「歌詞」をつけようと思うとかなり厄介だった。
 
1番と2番は微妙に単語の並びが違うし、上手くハマらないしで、メロディを少し変えて、最後にはコード設定も変えて、なんとか歌詞をはめた。
言葉数は当初よりかなり減った。
そして、作詞の過程で、勉強もしました。
お盆の飾りの、ナスのクルマとか、キュウリの馬車とか、灯籠流しとか、古くからある日本の風習について。
我々がここにいるのは、先祖がいたからで、時は過去から未来へしか流れないのだという当たり前のことを今更のように教えられたのだった。
 
自分の両親は「無宗教」を選択したので、
もともと薄情な息子は、故郷に墓参りに行くこともないし、なんのイベントもない。
時々思い出すと現れる親父とおふくろに話しかけて、やっぱりそうかそうだよねと思うくらいのことだ。
だから当然お盆もクソもないけど、死んだ人が帰ってきて、またそれを見送るというのは、区切りにするはいいことなのかもしれない。
 
これは楽譜作成アプリFlatでの作成なので、これをDAWに移して、ボカロ入れるかどうかは定かではないけど、自分たちのバンドで明日練習することだけは事実だ。そのために、3日かけてここまで持ってきたのだ。
 
そんなこんなで、作詞の話でした。