だからオレは泌尿器科医でおしっことちんちんの医者なんだってば!(2)

生きる速さで書きなぐることができたらいいのだけど・・

#611 さらば、ワカメ(森川正太さん)!

俺たちの旅」のワカメ役の、森川正太さんが亡くなられた。
 
胃がんだったそうだ。67歳。
やっぱり早すぎる。
 
中村雅俊(カースケ)の「俺たちの旅」は、岡山の田舎の少年のバイブルだった。
いや、きっと全国の少年のバイブルだったと思う。
みんなカースケになりたかったんだよ。
そして、ジョン・レノンオノ・ヨーコに出会ったように、自分の洋子(金沢碧)さんにいつか巡り会えると信じていたんだ。
 
本編が終了してから10年区切りで単発特番が作られてたけど、
あれは、時間を減るたびに色あせていった。
カースケもオメダもグズロクも、色あせたフレームの中から出られないままでピエロを演じている、そんな印象だった。
その特番にワカメは出てたのかなあ?
 
とにかく黙祷だ。
 
ワカメさん、万年予備校生で東大を目指すあなたのあのドテラ姿は、高校時代のオレの隣にいつもありました。
あなたを真似たわけではありませんが、
自分も、あの京都の陽の光も当たらないようなもう取り壊された明治の紡績工場(?)を改築した東山寮のを4人部屋で浪人して、
それでもだめで、ゆりかもめの滑空する上賀茂のゴキブリの徘徊する汚い部屋で、これまた野郎4人でまた一年を過ごして、
なんとか、この愛媛の地に大学生として潜り込むことができました。
 
最後のスペシャル「三十年目の運命」(2003)では、みなさんもう50代になってましたね(グズロクはもっと年上だけど)。
 
でも、はやいもので、それからもう17年経ったんですよ。
 
(現実世界の)ワカメは死んじゃったけど、他の3人が(少しでも)元気で「俺たちの旅」を続けてくれてるといいなと思います。
だって、
あの頃少年だった自分たちにとって、
どうころんだって、カースケはカースケだし、オメダはオメダだし、グズロクはグズロクで、それ以外ではありえないのですから。
 
そして、これからも「俺たちの旅」は続くのです(テロップ風に^^)。
 
また会う約束などすることもなく
それじゃあまたねって別れる時の
お前がいい・・

 

youtu.be 
2020/10/14 追加です。 
昨日、かすみちゃんに指摘されて、「私はその頃小学生だった」と言われました。
よくよく考えるに、
俺たちの旅」リアルタイムで観ていたので、1975年と書かれているので、15歳だなあ。
そしたら、中学の終わりだなあ。
どっちにしても、まあそれなりにひねくれながらも、純朴な田舎の中高生だったんだろうなあ。
以上追加でした。

#610 らくがきAR(iPhoneアプリ)

 

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最近よく YouTube を見る。
 
ギターのいろんな疑問とか、それから新しいガジェットのことなんか、本当に情報は探せば見つかるものだ。
若い人たちが YouTuber を希望される気持ちも分かる。
でもこんなに情報が溢れていると どれをチョイスしているか全くわからないなあ。
いたずらに時間が過ぎていくのも確かだ。
一体全体みんなどうしてるのと途方に暮れるのは年取った証拠だなあ。
 
そんな中で このアプリを見つけた。
「らくがきAR」
 
アニメ動画はストップしたままだけど、これなら自分の描いた絵をランダムではあるが動かせることができそうだ。
なんとか暇を作って、アプリをダウンロードして、
それでいつも描いているユニクロのチラシシリーズのための絵を「Procreate」で描いてみる。
お~動くじゃん!
感激して、動画まで作ってみる。
こちらはiPhoneiMovieを使う。
モノクロコミック調にしたらよりアニメ感が増したように自分では思うけど、自画自賛ですね。
まあ見てやってください。
 

https://www.instagram.com/p/CGMZIfVD6X8/

 動画無理そうなのでリンク貼っときますね。

https://www.instagram.com/p/CGMZIfVD6X8/?utm_source=ig_web_copy_link

#609 From me to you(The Beatles)

ギミ・サム・トゥルース.(完全生産限定盤)(2SHM-CD+Blu-ray)

 
2020年の冬は、ジョン・レノンの生誕80周年だ。
それでなにか新しいアルバムも出るらしい。
 
ジョンが生きていれば80歳なんて信じられるか?いや結構信じられるかも。嫌味なじじいになってつべこべ言ってるかもね。
 
ビートルズが存在しなかった世界で、
ビートルズを知っている若者が次々にビートルズナンバーを奏でてそれは世界中に興奮をもたらしていく、という「イエスタデイ」という映画を一人で映画館で見た。
あの映画の中で、 その世界ではビートルズにならなかったジョン・レノンを探して会いに行くシーンがあった。
まさにジョンがミュージシャンにならずに生きていたら、フィッシャーマンとしての人生を経て、こんな感じになるだろうと言う そんなジョン・レノンだったんだ。
 
 
我々のバンド「karen;re」でも細々とビートルズナンバーをやっている。
「I want to hold your hand」「Hard Days Night」「Let it be」。
先日のスタジオ練習の時、ふと口ずさんで出た歌をやろうということになって、探してもらってみると「From me to you」というう やっぱり初期の曲だった。
これは コードが c である。
 
そんなんで、とある日曜の昼下がり、
ネットに載っているコード譜とかを見ながら楽譜を作っていく。
楽譜を作る作業というのはすごいめんどくさいんだけど、それを作ることによって色んなことがインプットされるので、やはりこういった作業を続けていかなければ、素人の自分なんぞはダメなんだろうと思う。
でもCから 転調していつのまにか戻るこの感じだけでもかなり素晴らしい。
さりげなく作ったとは思えない完成度だ。
 
そんなふうにビートルズはまだまだ我々の前にそびえ立っている。
でも本当はビートルズをコピーするのじゃなく、ビートルズを自分の中で消化して昇華しなくっちゃいけないんだよね。
 
早く、「ロード・オブ・ザ・リング」オタク・ピーター・ジャクソン監督の「 let It Be 」がみたいね。
 

ulala-roo.hatenablog.jp

  

イエスタデイ (字幕版)

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  • 発売日: 2020/04/08
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#608 久しぶり「酔っ払い画伯」

 
昨日は「おゝたき」さんの7周年で飲んだ。
店ができてもう7年か。そりゃみんなとしとるはずだ。
「雪雀」の振る舞い酒をMaiちゃんに作ってもらって、ぐわしぐわしといただく。
料理は相変わらずの絶品続き。目が点の連続。
 
というわけで、飲んだり食ったり飲んだりだけど、
健全か不健全か、ともかく、人間は週に一回くらい壊れんといかんなあ。
特にこんなコロナの季節にはなおさらだよ。
とりあえず手っ取り早いのはこうやって飲みにゆくことだ。
そして飲みにゆくことは、究極、人に会いにゆくことだ。
 
ちょっと裏通りは、あかりが灯ってなかった。
メインストリートの大街道のラーメン屋も、コロナ収束まで休業と札がかかっていたりした。
なんだろうねこの閑散ぶりは。
でも、足を伸ばした街のハズレには知らない店ができて、ひっそり明かりが灯ったりもしてるし。
とにかく、そんな通りで4軒の店を堪能したんだ。
 
色んな人と触れ合って、理解できるわけもないけど、また会おうねって手をふる。
彼らには彼らの生活が、そして、僕らも僕らの日常に帰ってく。
またあおね。あえたらいいけど、あいにいこうっていう意志がいちばん大切なんだ。
 
あっこちゃん(矢野顕子師匠)のうたにあるよね。
 
「義なるものの上にも
不義なる者の上にも」
静かに夜は来る みんなの上に来る
いい人の上にも
悪い人の上にも
静かに夜は来る ほら みんなの上に来る

 

ごはんがたけたよ。
 
人間は血の詰まった袋で、さよならだけが人生かもしんないけど、ね。
そんなわけで、久しぶりに、隣りに座ったあんちゃんの絵も描かせてもらった。
小皿を借りて、水彩で簡単に色もつけてみた。
久しぶりだね、「酔っ払い画伯」!
 
つらいことばかりあるなら 帰って帰っておいで
泣きたいことばかりなら 帰って帰っておいで・・・
 

 

「おゝたき」さんは、「帰ってく家」にかくしてなったのでした。
 
ごはんができたよ

ごはんができたよ

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#607 しんすけ’sキッチン ★ナスと肉のエスニックビール煮

 
タサン志麻さんじゃないけど、
最近は献立をきっちり決めるのではなく、
メインの食材をなんとなくイメージして、
それで買い物先で現物色々見て考えて、帰ってきてまた作ってるうちに変わるというそんな感じだ。
 
今は、ナスが好きなので、
島村楽器でのviolinのレッスンのあと、隣接したエミフルで「伊予長なす」を5本購入。
おつとめステーキを見つけたので、それとあわせることとする。
素材の味を引き出したかったので、ミートソースと言うかトマトソース風をやめにする。
作ってるうちに量的に家族三人ならこれで十分と判断し、付け合せのキャベツサラダも中止に。
料理作りながら、国産のジンを飲んだりしちゃうのだ。
そのうちに家人が帰ってきて、娘が帰ってくる。
 
【材料】
・なす5本
・2割引サイコロステーキ1000円分
・ズッキーニ1本
・しめじ大1袋
・賞味期限の切れたビール(料理用に残しているのだ)
・塩コショウ醤油
 
staub鍋にオリーブオイル敷いて、輪切りのナスを炒める。
少し柔らかくなったら重たい鉄の蓋をして蒸し煮、
適当に塩を追加。
更に柔らかくなったら、ズッキーニとしめじを追加してさらに蓋をして待つ。
柔らかくなったら隙間を開けて肉を焼く。
ビールを投入。コンソメキューブと醤油を追加。ビールは野菜が浸かるくらいまで。
蓋をして弱火で。
さいごに、胡椒とクローブフェンネルで風味を追加して、中華みたいに水溶き片栗粉で。
 
今日は赤ワインを家族3人で。
 
これはうまいわ!
 
P.S.
 
エディ・ヴァン・ヘイレン氏とレッツゴー三匹の正児氏に黙祷を。
二人はオレの青春の一翼を担っていた(この手のロックにはうとくってもみんな知ってた)。

#606 便座が割れた、、

 
院長室の便座が割れた。
ひびが入っていたのだけど、その状態で何ら不自由もなかったので放置していたら、ある日完璧に割れた。
 
ケツの右の部分がはまるあたりが真っ二つに割れているので、座る時にそちらには体重をかけないように気を付けなければいけない。
それでもやはり、きばる時にはきばらなければいけないのだ。
きばれないのは、またこれはこれでストレスだし、困ったものだ。
 
その状況で一週間ちょい粘っていたけど、やっと新しい蓋がついた。
本当はウォシュレットも 考えたかったのだけど 、ユニットバスで17年前の設備なので、電源も引き込まなければいけないしなあ、
そんな金のかかることをうんこのために・・と思って言わなかった。言えなかった。
なかなか快楽主義者になれないせこい自分である。
うんこのことなのにね。
 
たかがうんこ、されどうんこ、
うんこは日々の生活の糧で、健康のバロメーターでもあり、その人の人生の指標でもあり、人生の糧でもあるのにね。
 
そういえば、
「えひめ排泄ケア研究会」で、おしっこのことから派生して、うんこのことを色々教えていただいた、NPO法人・トイレ研究所のKATOくんは、
災害トイレやらいろんなことで幅広く活躍してるけど、彼はいろんな出先で、ストレスでうんこが出なくなることなんてないのかな?  
自分は、旅先とか、場所とシチュエーション変わるとすぐに便秘になるからねえ。
自宅のトイレにまさるものはなしです。
 
ついでに言うと、
結構寝たきりでオムツ排泄をされている方のバルーン交換に関わることが結構多いのだけど、
やはり便の調節が自力ではうまくゆかず下剤で調節している方は多く、自分の意志と関わらず 排便失禁があって、バルーン交換の時に大量のうんこと遭遇することはあるのだけれど、なかなか自分の下(しも)のことなのに、バルーンが入ったり、自分の意志と関係なくうんこが出たりと、なかなか人生というのは歳をとるとままならないものだというのが悲しいけど現実だし、我々医療者がいくらかかわっても、その人がコンフォータブルと思っていただけるような状態までもっていくことは難しいのが現実でもあり、そんな時、患者さんの亀頭を握りながら、オムツに付着した便を見ていると、なんだか急に悲しくなることもあるんだよ。
 
やっぱりうんことおしっこは大事だよ。
そしてオレはおしっこの医者だという現実をやはりこんなときにもう一度噛みしめるのである。
 
うんうん。
 
うんちはすごい (イースト新書Q)

うんちはすごい (イースト新書Q)

  • 作者:加藤篤
  • 発売日: 2018/11/10
  • メディア: 新書
 

 

#605 たまにはうれしいことだってある外来診療。

 
夕方、疲れた外来の終わり、
診察が終わり、かけ出ていこうとされた患者さんが、意を決したように踵を返した。
かばんから、自分で描いたというスケッチをとりだして、みせてくださった。
初めて診察に来た時の待ち時間に観た絵に興味を覚えてくださったのだと。
 
うちの病院には、
泌尿器科外来周辺には自分の絵が、
内科の診察室前の回廊には、内科Drの水彩画が溢れかえっているのだ。
 
彼女は、30年ぶりに描いたといわれた。
 
素敵な絵だったので、無理を言っていただく。
「家ではね、しょうゆとかの下敷きにしてるんですよ」
「いやいや、すばらしいです」
カラーコピーなのでどうぞといってくださる。
 
スタッフに聞くと、「アルストロメリアじゃないでしょうか」と。
花言葉を調べると「幸い」とある。
 
ほんとに「幸い」というか、ほっこりしたぬくもりが降ってきた感じだね。
 
赤い花束が、一見ラフな輪郭で書かれて拡がっている。
ササッと塗られた紅と緑の淡い感じがまたいい。
みなさんに、お見せしたいくらいだ。
 
ま、いいか^^
ちらみせしときます。
 
で、外来の、今は使われないシャーカステンに飾ってみた。
(シャーカステンってわかります?レントゲンフィルムをみるための光源ボックスなんですよ。)
時代は変わるよねえ。
パソコンでレントゲンみるなんて、20代の自分に教えてやりたいよ。ね。
 
こんな素敵な体験とともにね。