だからオレは泌尿器科医でおしっことちんちんの医者なんだってば!(2)

生きる速さで書きなぐることができたらいいのだけど・・

2015-01-01から1年間の記事一覧

#179 「井戸を掘るということ」ー「村上春樹、河合隼雄に会いにゆく」を読む。 

「1Q84」からこのかた、村上春樹氏の小説を読み続けている。 今回は小説ではないんだけど、「村上春樹、河合隼雄に会いに行く」という1995年の対談集を3日かけて読み終えた。昔も読んでるんだけどね。有名なデタッチメントとコミットメントに関するあたりの…

#178 blog改題「だからオレは泌尿器科医でおしっことちんちんの医者なんだってば!(2)」

村上春樹さんが、なんでもすぐにはうまくはならんのでコツコツやるだけだと書かれており、そのとおりなんだけど、なんだかね。 昨日はviolinのレッスンだった。そうそううまくはならんけど、ちょっとずつ前進の日々なのである。レッスン時間の1/3くらいは雑…

#177 村上春樹ロングインタビュー(2010)

昨日は日曜日で、久々にdutyも入っておらず、病院に患者さんを診に行く以外は休みだというのに、雑事満載だった。 そして生活というものはそういった雑事からがほとんどが成り立っている。だから、自分の、ディレクションってやつはよっぽどしっかり見守って…

#176 Learning to crawl

息の仕方を忘れてしまった気がする。 半世紀以上生きてきて、どっちの足からステップを踏んだらいいのか時にわからなくなる。 それと同様に、息を勝手にしてるのに、一体全体相対としての自分はどうやってこの呼吸リズムをたもって生きてってるんだろうなと…

#175 「遺伝性多発性嚢胞腎」の勉強会にゆく。

昨日の夜は久々に気合の入った勉強会だった。 遺伝性の「多発性嚢胞腎」の懇話会の第1回で、実際トルバプタン(商品名サムスカ)で治療をされている、帝京大学泌尿器科・武藤智先生の「ADPKDに対するTolvaptan投与の実際」という講演を軸に、大塚の美人学術…

#174 音楽理論の遙かなる壁

やりたいことはたくさんある。時間は限られている。 当然、取捨選択ってなる。なにを捨てるのかよくばりの自分としては困っちゃうけど、寝不足はお肌の大敵だし、なにより、年取ってそんな馬力が残されているわけではない。すぐに疲れちゃって、頭のハードデ…

#173 ウー・ウェンさんいわく、料理のキャリアを重ねるほど、手順はシンプルになった・・

こないだ作った、山脇りこさんの料理は甘酒とか昆布水を使ったもの(なんとカレー)だったけど、今回の「里芋と鶏手羽の煮込み」はウー・ウェンさんのオリジナルレシピは酒かすを入れるというものだった。 自分は、酒かすがなかったという単純な理由で、甘酒…

#172 「1Q84 Book3」と白菜のトロトロ豆乳スープ

久々のSaxとDrumを終えて、N先生とホットレモネード飲みながらペちゃっくちゃおしゃべりする。 先生は、やはりおれと一緒のような動機(中年クライシス?)でジャズギターを始めたところだ。腕のほどは演奏聴いたことないので分からない。でも、二人で、ガー…

#171 「1Q84 Book2」とリコッタチーズのサラダ

送られてくるJAFの雑誌を読んでいると、愛媛県の内子のミニ特集ページがあった。 そこに神奈川から内子に夫婦で移り住み、チーズ工房「醍醐」を立ち上げた國分茂樹さんの話が載っている。なんかこんなん見たら食べたくなるよね。 酪農家が作る和づくりチーズ…

#170 「1Q84 Book1」村上春樹

インフルエンザでなかなか対外的な活動がままならない今日このごろなので、ええいとばかりに、村上春樹氏の「1Q84 Book1」を読み始める。 そうなるとやはり加速度がつくもので、二日間で1冊読み切ってしまった。 この本は2009年に1-2とリリースされ、1年くら…

#169 なんかたまらんなぁ

即物的にどんどんなってる気がする。 しょうがないんだろうけどね。 誰とでも仲良くしたいし、誰にもできることならいい顔したいよ。そりゃ嫌いな奴は徹底的に潰すような生き方があることもわかってるけど、それはかなりパワーと神経を消耗してしまう。仙人…

#168 風街ろまん~しあわせなんてどう終わるかじゃないどう始めるかだぜ~

感性の合う彼女が、またDVDを貸してくれる。 NHKの番組だ。 はっぴいえんどの「風街ろまん」のマルチトラックが見つかったとこの事で、故・大滝詠一氏を除く3人が集まってトラックを聴きながら喋っている。「はいからはくち」は、「ハイカラな白痴(流行に…

#167 「トニー滝谷」②

ネットで市川準監督の「トニー滝谷」観る。 イッセー尾形も、宮沢りえさんも実にいい。ほぼ原作に忠実になぞられた映画だった。endingは少しだけ違ってたけど・・。 村上春樹の孤独感については先日書いたが、 実はこの物語は、孤独感というよりも、 いつも…

#166 「トニー滝谷」①

トニー滝谷 - YouTube トニー滝谷の人生の孤独な時期は終了した。朝目覚めると彼はまず彼女の姿を求めた。隣に彼女の眠っている姿が見えるとほっとした。姿が見えない時には不安になって家中を捜しまわった。孤独でないということは、彼にとっていささか奇妙…

#165 ヴァイオリン覚書

新年早々の練習で、先生に「退化してる!1日練習しないと3日遅れるって言いますからねえ・・」というきつぅいお言葉を頂戴しました^^; もともとジャズヴァイオリンということではじめたのだが、なかなか、その「快感」度合いまで踏み込めてないのが自分の…

#164 人生は消去法

人生は消去法。 若い時は加算でいっていた、 どんどんどんどん積み重ねてゆく。 あれもできる、これもできる。ただ時間がないだけ。時間さえあればできるのに。 でも歳を取ると、時間とか人生が有限だと思い知らされる。 だから消去法。 断捨離ブームじゃな…

#163 正月休みの読書は夢枕獏先生の「混沌(カオス)の城」で決まり!

1995年の夢枕獏「混沌(カオス)の城」、20年ぶりに再読しました。やっぱりすごいね、獏さん。でもきっとこれの続編が書かれる事はないだろうね。 なんと20年ぶりに、夢枕獏先生の「混沌(カオス)の城」を、この正月休みに読んだのだよ。 ホントは、「リス…

#162 「續 さすらいエマノン」を読む。エマノン、会いたいねぇ。たとえば時の交錯する場所で。

匂いやら空気がざわざわと立ち上ってくる、そんな漫画にまた会ったよ。 やっと読んだ、鶴田謙二先生の「エマノン」、でも佳作の先生にしてはエマノンだけでもう3冊目というハイペース。 70年代、ソバカス、長髪、細身、ジーンズでたばこをくゆらす女の子。そ…