だからオレは泌尿器科医でおしっことちんちんの医者なんだってば!(2)

生きる速さで書きなぐることができたらいいのだけど・・

2014-01-01から1年間の記事一覧

#101 忘れられない歌を突然聴く

で、ここを抜け出して何もかも捨ててどこかに行ってしまいたいなんてつぶやいたりしてたところだけど、 頭の中に強迫観念のようにこんな台詞が浮かんできたんだ。 お前の一番大切な物を捨てないと、お前はどこにも行けやしないんだよ? そしてそれがどんなに…

#100 人生これから先もいろいろあるけどがんばれよな、ファイト!

生と死。光と影。 結婚式のスピーチの前に、死亡の知らせを受ける。 結婚式を中座して、行く。 朝も施設を訪れて診察した。 状態は良くはなかったがなんとか持ち直したところだった。 このところずっとの低迷状態なので、先はどうなるかわからないが、透析も…

#99「死ぬ気まんまん」これが佐野洋子さんの最後のエッセイなんかな?

佐野洋子さんの「死ぬ気まんまん」(光文社文庫)をkindleで読みました。 彼女は乳がんで亡くなられたんですけど、 死ぬ数年前の69歳辺りの数年を綴られた「役にたたない日々」(この本は4年位前に書評で見て買っていたのですけど、先日の東京ツアーでやっと…

#98 「役に立たない日々」(Dedicated to 佐野洋子 )

とか言いながらなんとか今日の一日も終える。始まりがあれば心配することはないいつか終わりはかならず来るのだ。そして生きとし生けるもののエンドポイントは決まってる、「死」ってやつなんだ、平等に。外来をはじめてまず11時位で最初の徒労の波が訪れる…

#97 とりあえず最近読みなおしたマンガどものことなど

お盆はそれなりに外来が休みになったので、透析業務の傍らで、溜まっていたいろんなことを片付けたりした。まあ当然それもすべてではなく、累積していく赤字のようなものも残るわけだけど。 そんな中で読んだ、若手の漫画家たちの2作品を。最近の若手の完成…

#96 松山三越のメンズショップ「BOSS」が今月末で閉店する。

有限夢象。 姿あるものはいつか滅する。 松山三越にある紳士服ブランド「BOSS」が18年の営業を終了する。 自分のブランド遍歴は、そんなファッショナブルでもないので、たかが知れてるけど、スーツ系といえばこのBOSSだった。 (まあスーツとして持ってるの…

#95 高校の同級生のI先生が、松山まで講演に来てくれる。

8月にはいくつか自分なりのイベントがあり、そのたびに、心のふんどしを締め直し、金玉をぎゅっと吊り上げんといかんのでありますよ。 その第一弾が、昨日でした。 高校の同級生で、岡山で医者をやっているI先生を講演会に呼ぶことが出来ました。 昨日も司会…

#94 ひとり『原田芳雄祭り』その8〜「もし叶うなら、今生、どこかでまた会おう。な?」火の魚(2009)

「折見……お前が持って生まれ、そしてお前なりに守り通すであろうその命の長さに、俺がなんの文句をつけられよう。心配するな。俺とて、後に続くのに、そんなに時間はかからんさ。……だがそれでも、もし叶うなら、今生、どこかでまた会おう。な?」 Image of …

#93 夜のナイチンゲールと彼女の唄

- photo by e_brand -----------笹井さん、ヒロシマ平和記念日、相原コージ先生の描くゾンビ、原爆、原発、そんな日々を忘れることなく生きていこうと思うこの日に。 彼女は背中と足の動脈を背後から刺された。 刺したのは、乱暴が目的の変質者ではなく、窃…

#92 Excalibur

photo by h.koppdelaney 神様が湖から現れて言う。 残念ながら、一般的な神様神様した神様で、おねえちゃんの神様ではない。 「あなたの所望したのは、この赤のワインかな、それともこちらの白のかな?」透明のグラスを両手に掲げて彼が厳かに言う。 「いや…

#91 SAX歴1年8ヶ月、それなりに頑張ってみましたけど、まだまだであります。

毎日精一杯で仕事をする。一日がやっと終わると、家庭ってやつが待ち受けている。 犬の飯をやり、晩飯を作って食って片付けするともうこんな時間だ。そんな現実空間がしっかりくっきりあるくせに、なんだか夢と現の境目を生きているような気がする。 おれは…

#90 「Z」相原コージ先生の最新作!

朝病院で処置して、サックス吹いて、帰りに明屋書店でようやく現物見つけて購入! 相原コージ”大”先生の最新作「Z」2巻がリリースされた。 1巻はkindle版が出てるんだけど、2巻は現時点では紙媒体だけ。 出版社の戦略だということは理解できるんだけど、…

#89 バイオリンの弦を張り替える。

この8月でバイオリンを復活させてから1年になる。 はじめは、youtubeの動画見て、ループマシンを使って、自分ひとりで合奏するのだと意気込んだ。 「先生、自分の人生短いので1年で何とかしてください」と、まあムチャぶりをして、先生(若い女の先生です♡)…

#88 村上龍「音楽の海岸」をめぐるあれこれ。

1週間かけて村上龍の「音楽の海岸」をようやく読み終えたところ。 この読み進むのがheavyな小説をそれでも読み進めるのはなぜなんだろうか、それもねえ今日は二日酔いでダウナーなのにねえとか、と自分に問うてみたりして、結局答えは見つからなかった。 何…

#87 自分なりに音楽と向かいあおうと書くと大げさではありますが、「Happy Birthday」ちょっとアレンジしてみましたよ。

昨日は夕方から、サックスとドラムでした。 手と足とはうまく同時に動きませんねえ。 ま、ヒトは蛸ではないので、複数の触手を自在に操れるわけでもないので、辛抱強く体にリズムを染み込ませてくしかないですよね。 そんなわけで、冷蔵消費強化月間(?)で…

#86 有馬温泉の旅をFlickrのスライドショーにしてみました^^

本家Flickrのset項目のURLに /showとつけて開いてやると、スライドショー作成画面が出るというのを、youtubeで発見して早速作ってみましたよ。(といっても仕事の合間に探求すること2日の感じかな^^;) まあ旅の恥はかき捨てということなのかもしれませんが…

#85 覚書「エイリアン」を造形したH・R・ギーガーの行った世界。

H・R・ギーガーが亡くなっていた。5月のことだ。 階段から転落し、療養中に亡くなったとのこと。 ギーガーが転がり落ちて行く先の階段の中の異空間に、 あのエイリアンクイーンがぬらぬらした口を開けてギーガーをぱっくり飲み込んで、異世界に連れて行った…

#84 喰う寝る生きる→「くーねるまるた」

ほんとに大事なことなんで、そう大それたものでもないんだ。 温かいご飯に、卵をかけて、醤油を垂らして目一杯かき混ぜて食べるとか、そんな幸せ。 そんな幸せをなんか忘れてしまったというか置き去りにしてる気がする。 スーパーで食材眺めて、買い物して、…

#83 久々の更新、「55歳からのハローライフ」観てるおれは53歳。

早朝覚醒し、NHKドラマ「55歳からのハローライフ」最終話を見終える。 「空飛ぶ夢をもう一度」というタイトルで、イッセー尾形と、ホームレスで死にかけの火野正平という濃密なキャストのドラマ。 このドラマ群たちは、heavyで、結構に詰まりながら見進んで…

#82「チュニジアの夜」ならぬ「松山の夜」^^;

毎年のこの時期にはBONUSというルーチンワークを済ませなければならない。 その後は決算に突入で、そのあとは納税なんだけど、この辺りは会計事務所さんがメイン。 前者が一応昨日で終わって、プチhighになって、「カリカリポテト」をあげた。 なぜかという…

#81 それでもおれはまた「詩」を探そうと思うんだよ。(しょうもない独白です^^;)

1991年の初版でした。 夢枕獏氏が「キマイラ・吼」シリーズを書き続けているうちに、自分の作り上げた登場人物である「岩村賢治」氏が書いた詩を集めて詩集にしたという体裁でリリースしたのがこの本だ。 フィクションの中の人物が書いた詩なんて形をとれる…

#80 山下和美先生「ROCKS」に嗚咽する。

透析学会から帰ってきて、腑抜けになって、 それで3つばかり勉強会に出て、またいろんなinspireを手に入れ、 だからといって日常がそう変わるわけでもなく、 巷数多にはホント毎日毎日、この松山の片田舎でも、あまねく数ほどの勉強会がひしめいている。 で…

#79 ひとり『原田芳雄祭り』その7 芳雄さんへの手紙〜「オリヲン座からの招待状」(2007)

拝啓、原田芳雄様、 ずいぶん長い間ご無沙汰しております。 お変りないことと信じております。 こうやってあなたと会おうとすると、目を閉じるだけではかなわぬようになってきて、 プラズマの画面に目を凝らさなければならなくなってきたことに一抹の寂しさ…

#78 「黄身の紹興酒漬け」ってすごいわ!

卵を殻付きのまま一晩ビニール袋に入れて冷凍して、剥くと、白身は水みたいで、黄身だけがゲゲゲの鬼太郎のおやじの如くなります。 その薄皮を、水を張ったボールで、なんか女の子の服でも脱がすように剥がしていって(このたとえ超おっさんやな!) それで…

#77 日本透析医学会④ 坂の町神戸

バスで神戸に向かっております。日本酒学会ではなく、日本透析医学会。おそらく素面モードは最後かと思いますのでUPです(^^)あゝ中年も自撮り慣れて来た? 「透析」の話が出てきませんが、まあ学会の話がないのが、「学会」だと思っててくださいね。 学会のデ…

#76 日本透析医学会③ 神戸酔っ払いナイト再生は、エロビデオ見つかるよりもこっ恥ずかしかった。

てなわけで、元町のくだんの店で撮られたiPhone動画が発掘されたのだが、真っ暗で何も映っていない。 風の「ささやかなこの人生」がDYLAN の店内に流れ始めた時、おれはiPhoneの動画のスイッチを押してカウンターに置いたという。 それから延々と酔っ払いの…

#75 日本透析医学会② 三宮の夜を!

FBを通じて出会って、さりげないやりとりを交わして、ちょうど一年前の福岡の学会で生で初めてお会いした横浜のY先生。 彼とは一年越しの約束で飲むことに決めていた。 なのに、彼の病院は常勤泌尿器科医がひとりいなくなっとかで、つまるところ彼は主任件雑…

#74 日本透析医学会① バスの中で「ビッチマグネット」を読む。

今回の透析学会はヒトに会うことというか、ヒトとのつながりを体感した学会だった。 と言っても自分の人脈などたかが知れているので、高名な先生と立ち話をほいほいしたとかそんなわけもない。 ただ自分のちっぽけな範囲でつながることのできたヒトと、久々…

#73 村田裕子師匠の「家つまみ」で晩御飯\(^o^)/

村田裕子さんという料理の師匠がいる。 管理栄養士で、何十冊も本を書いて、「きょうの料理」やら「レタスクラブ」なんかにも登場している。 ああそうそう「めざましテレビ」にも出てたな。 何を隠そうでもなく、実は高校の同級生だ。 でも、彼女は文系で、…

#72 塩漬け豚バラ肉の蒸し焼きをつくった。(料理覚え書)

学会から帰ってきました。 いろいろ楽しいことありましたけど、文章に起こすことなくあっという間に時が流れていくんだろうな。 だから書き殴るようにって趣旨がこのblogなんだけど、なかなかね、そううまくは行きませんね。 体はガチガチで、今朝も起きれん…