CINEMA
1970年代ドラマの名作といえば、誰がなんと言おうと「俺たちの旅」である。 そう断言してもいい。 カースケ(中村雅俊)・オメダ(田中健)・グズロク(秋野太作)+ワカメ(森川正太)が主人公のドラマだ。 カースケとオメダはなんとか大学生活を終え、社会…
時任三郎と大竹しのぶが主演(といっていいのかよくわからない、なぜならどのヒトもその人生においては主演のような気もするので、この映画の登場人物すべてが主演のような気さえするのだ)の「永遠の1/2」(1987公開)を観た。 いわずとしれた佐藤正午さん…
打ってきた文章を全て消してしまったよ。 もうろくしてんな、おっさん。 昨日は、二日酔いとばかり思って、夕方までふらふらして過ごしても全く回復なく、ひとりの夕餉の買い物をして帰り着いたら、余計にボーっとする。 ・・で、熱を測ったら、38.4度。そり…
人の生命(いのち)と書いて「人生」、うーん。 人が生きると書いて「人生」、これまた、うーん。 たなか亜希夫さんの絵は、ほんとにスキがない。 手塚治虫先生の絵には時々ヒョウタンツギとか出てたけど、たなか先生の登場人物の造形がそのように崩れて、読…
★封切りも終わったようなので、感想を。っていっても演奏シーンなんかゴロゴロ動画サイトに転がっるし、あんまり関係のない話になっちゃいましたけどね。 「セッション」を観た。 何でも今年のアカデミーの3部門を制覇したんだと。すごいね。 ドラマーの映画…
1年に何回かダメダメちゃんになる時がある。もっとかもしれんな。起きて仕事もしてフル稼働はしているのだが、ゾンビみたいに生前の習性で動いてる感じ。 昨日は、仕事を終えてから、全日空ホテルで行われている「日本泌尿器科学会四国地方会」にも行った。…
Rumbling Days 3 2015/05/14 ベロベロになって、ふとしゃべっていて、ヴィム・ヴェンダース監督の「パリ、テキサス」という映画が出てきた。 1984年の映画だった。パリの話ではなく、アメリカのテキサス州の「パリ」の物語だ。 男は失踪した女を探しあてて、…
いろいろあるけどやはり心は定まらないものだ。 心の中心は満たされないまま、時だけがいたづらに過ぎてゆく。 そんな時のとっておきで、たむらしげるさんの「クジラの跳躍」の絵本を探しだす。手に入れたのは1998年だ。 20分余のアニメにもなっており、ネッ…
■2014・summerあたりの記録から。 最近見た映像はNHKの「ペルリュー島戦記」、お盆の頃はいろんな戦記モノやらドラマが放映される。 岩穴の要塞にこもった日本軍は米軍精鋭海兵隊を相手に壮絶な長期戦を戦い続けた。 米軍ははじめて遠距離殺戮兵器の火炎放射…
ネットで市川準監督の「トニー滝谷」観る。 イッセー尾形も、宮沢りえさんも実にいい。ほぼ原作に忠実になぞられた映画だった。endingは少しだけ違ってたけど・・。 村上春樹の孤独感については先日書いたが、 実はこの物語は、孤独感というよりも、 いつも…
自分に近しい作家というのはなかなか見つからないものだ。 素敵な女の子と会って、恋人になっても、いつしか熱が冷めてしまうことだってある。 だって、彼女は必ずしもであった時の彼女ではないだろうし、自分だって付き合い始めた頃の自分ではない。 だから…
「折見……お前が持って生まれ、そしてお前なりに守り通すであろうその命の長さに、俺がなんの文句をつけられよう。心配するな。俺とて、後に続くのに、そんなに時間はかからんさ。……だがそれでも、もし叶うなら、今生、どこかでまた会おう。な?」 Image of …
H・R・ギーガーが亡くなっていた。5月のことだ。 階段から転落し、療養中に亡くなったとのこと。 ギーガーが転がり落ちて行く先の階段の中の異空間に、 あのエイリアンクイーンがぬらぬらした口を開けてギーガーをぱっくり飲み込んで、異世界に連れて行った…
早朝覚醒し、NHKドラマ「55歳からのハローライフ」最終話を見終える。 「空飛ぶ夢をもう一度」というタイトルで、イッセー尾形と、ホームレスで死にかけの火野正平という濃密なキャストのドラマ。 このドラマ群たちは、heavyで、結構に詰まりながら見進んで…
拝啓、原田芳雄様、 ずいぶん長い間ご無沙汰しております。 お変りないことと信じております。 こうやってあなたと会おうとすると、目を閉じるだけではかなわぬようになってきて、 プラズマの画面に目を凝らさなければならなくなってきたことに一抹の寂しさ…
Fabulous Pfeiffer - YouTube 「女のいない男たち」なのかどうか正確にはわからないけれど、 邦題「恋のゆくえ」という「the fabulous baker boys」(1989)を見た。 大好きなミッシェル・ファイファー31歳の時の作品だ。 (真っ赤なドレスで、グランドピアノ…
サックス仲間のTさんに借りてた『NEWYORK,NEWYORK』観る。 1977年の作品で、164分の長尺の映画だ。 ロバート・デ・ニーロのテナー・サックスはブイブイ飛ばしてゆくんだけど、残念ながらこの映画はサックスが主役の映画ではなかった。 やっぱり、ライザ・ミ…
ひとり『原田芳雄祭り』かどうか微妙なところの、 今はなき若松孝二監督と内田裕也さんの「水のないプール」(1982)。 この映画のセクシーな中村れい子さんにぞっこんになった若者は当時絶対多かったと思う。 部屋の窓からクロロホルムをまかれ、気を失った…
死ぬまでにみんとイカン映画があるとしたらこれもそのうちの1本でしょう! 昨日の夜、「異人たちとの夏」、久々に見ましたよ。 風間杜夫扮する中年の脚本家(離婚している)は、いろいろあって、 12歳まで育った浅草の演芸場に足を向け、そこで見たような男…
レッド・ニコルズの自伝的映画「5つの銅貨」(1960)を久々にDVD購入してみる。 古い日本語吹き替え版がyoutubeにアップされていてそれを観ていたのだが、それでは気分が収まらず購入。 1000円ちょっとでこの映画が見れたなんて幸せ。 1924年、NYにコルネッ…