だからオレは泌尿器科医でおしっことちんちんの医者なんだってば!(2)

生きる速さで書きなぐることができたらいいのだけど・・

CINEMA

#321 「迷宮カフェ」(骨髄バンク普及映画)をみる。

「迷宮カフェ」という映画のDVDをやっと観る。 「骨髄バンク普及映画を作る会」というところから賛助案内が来て、病院からも協賛したのでDVDが送られてきたのだ。長い間、バッグの底に眠っていたのをようやく観る。 プロパガンダ映画ではなく、生と死に関し…

#312 「野火」(2015)をWowow録画で見る。

「野火」(2015)をWowow録画で見る。 これは大岡昇平氏の文学作品「野火」を、塚本晋也監督が自主制作で作り上げたものだ。 これを機会に、Wowowで塚本監督の作品が続々と放映される模様で、それもまた楽しみだなあ。 でも、撮りためてはみようと思うのだが…

#310 抜けるような青空とゾンビ考

ロメロがゾンビを考えてからもう何十年だろうな。 あれは宇宙からの紫外線かなんかで死体が蘇るのと、ブードゥ教を引っ掛けたんだっけ? そういえば平井和正先生にも「死霊狩り」というのがあったよね。 あれが人類ダメダメ小説の走りで、心酔したものだった…

#289 『南へ走れ、海の道を』(1986)

岩城滉一主演のアクション映画。 ナウシカの安田成美さんがなんとヒロインを演じておられる。当時20歳とか。 今でも米軍基地のある沖縄は、日本なのかそうじゃないのか分かりかねる空気をかもしだしている。 それは沖縄の人には失礼なものいいかもしれないけ…

#286 「俺たちの旅」

1970年代ドラマの名作といえば、誰がなんと言おうと「俺たちの旅」である。 そう断言してもいい。 カースケ(中村雅俊)・オメダ(田中健)・グズロク(秋野太作)+ワカメ(森川正太)が主人公のドラマだ。 カースケとオメダはなんとか大学生活を終え、社会…

#272 何年かに一度、佐藤正午中毒になるわけで、

時任三郎と大竹しのぶが主演(といっていいのかよくわからない、なぜならどのヒトもその人生においては主演のような気もするので、この映画の登場人物すべてが主演のような気さえするのだ)の「永遠の1/2」(1987公開)を観た。 いわずとしれた佐藤正午さん…

#263 27時間ぶりの食事と、森田芳光監督の「ときめきに死す」(1984)

打ってきた文章を全て消してしまったよ。 もうろくしてんな、おっさん。 昨日は、二日酔いとばかり思って、夕方までふらふらして過ごしても全く回復なく、ひとりの夕餉の買い物をして帰り着いたら、余計にボーっとする。 ・・で、熱を測ったら、38.4度。そり…

#252 大川端探偵社

人の生命(いのち)と書いて「人生」、うーん。 人が生きると書いて「人生」、これまた、うーん。 たなか亜希夫さんの絵は、ほんとにスキがない。 手塚治虫先生の絵には時々ヒョウタンツギとか出てたけど、たなか先生の登場人物の造形がそのように崩れて、読…

#235 映画「セッション」を観た!

★封切りも終わったようなので、感想を。っていっても演奏シーンなんかゴロゴロ動画サイトに転がっるし、あんまり関係のない話になっちゃいましたけどね。 「セッション」を観た。 何でも今年のアカデミーの3部門を制覇したんだと。すごいね。 ドラマーの映画…

#226 1年に何回かダメダメちゃんになる時がある。

1年に何回かダメダメちゃんになる時がある。もっとかもしれんな。起きて仕事もしてフル稼働はしているのだが、ゾンビみたいに生前の習性で動いてる感じ。 昨日は、仕事を終えてから、全日空ホテルで行われている「日本泌尿器科学会四国地方会」にも行った。…

#211 ふと、「PARIS,TEXAS」のナスターシャ・キンスキーを思い出す。 Rumbling Days 3 2015/05/14

Rumbling Days 3 2015/05/14 ベロベロになって、ふとしゃべっていて、ヴィム・ヴェンダース監督の「パリ、テキサス」という映画が出てきた。 1984年の映画だった。パリの話ではなく、アメリカのテキサス州の「パリ」の物語だ。 男は失踪した女を探しあてて、…

#208 クジラの跳躍

いろいろあるけどやはり心は定まらないものだ。 心の中心は満たされないまま、時だけがいたづらに過ぎてゆく。 そんな時のとっておきで、たむらしげるさんの「クジラの跳躍」の絵本を探しだす。手に入れたのは1998年だ。 20分余のアニメにもなっており、ネッ…

#188 「ザ・パシフィック」という太平洋亜熱帯での日本軍との消耗戦のドラマについて。

■2014・summerあたりの記録から。 最近見た映像はNHKの「ペルリュー島戦記」、お盆の頃はいろんな戦記モノやらドラマが放映される。 岩穴の要塞にこもった日本軍は米軍精鋭海兵隊を相手に壮絶な長期戦を戦い続けた。 米軍ははじめて遠距離殺戮兵器の火炎放射…

#167 「トニー滝谷」②

ネットで市川準監督の「トニー滝谷」観る。 イッセー尾形も、宮沢りえさんも実にいい。ほぼ原作に忠実になぞられた映画だった。endingは少しだけ違ってたけど・・。 村上春樹の孤独感については先日書いたが、 実はこの物語は、孤独感というよりも、 いつも…

#142 「飛行士と東京の雨の森」の2回めを読んでます。

自分に近しい作家というのはなかなか見つからないものだ。 素敵な女の子と会って、恋人になっても、いつしか熱が冷めてしまうことだってある。 だって、彼女は必ずしもであった時の彼女ではないだろうし、自分だって付き合い始めた頃の自分ではない。 だから…

#94 ひとり『原田芳雄祭り』その8〜「もし叶うなら、今生、どこかでまた会おう。な?」火の魚(2009)

「折見……お前が持って生まれ、そしてお前なりに守り通すであろうその命の長さに、俺がなんの文句をつけられよう。心配するな。俺とて、後に続くのに、そんなに時間はかからんさ。……だがそれでも、もし叶うなら、今生、どこかでまた会おう。な?」 Image of …

#85 覚書「エイリアン」を造形したH・R・ギーガーの行った世界。

H・R・ギーガーが亡くなっていた。5月のことだ。 階段から転落し、療養中に亡くなったとのこと。 ギーガーが転がり落ちて行く先の階段の中の異空間に、 あのエイリアンクイーンがぬらぬらした口を開けてギーガーをぱっくり飲み込んで、異世界に連れて行った…

#83 久々の更新、「55歳からのハローライフ」観てるおれは53歳。

早朝覚醒し、NHKドラマ「55歳からのハローライフ」最終話を見終える。 「空飛ぶ夢をもう一度」というタイトルで、イッセー尾形と、ホームレスで死にかけの火野正平という濃密なキャストのドラマ。 このドラマ群たちは、heavyで、結構に詰まりながら見進んで…

#79 ひとり『原田芳雄祭り』その7 芳雄さんへの手紙〜「オリヲン座からの招待状」(2007)

拝啓、原田芳雄様、 ずいぶん長い間ご無沙汰しております。 お変りないことと信じております。 こうやってあなたと会おうとすると、目を閉じるだけではかなわぬようになってきて、 プラズマの画面に目を凝らさなければならなくなってきたことに一抹の寂しさ…

#69 死ぬまでに観るべし!映画 その2「the fabulous baker boys」(1989)

Fabulous Pfeiffer - YouTube 「女のいない男たち」なのかどうか正確にはわからないけれど、 邦題「恋のゆくえ」という「the fabulous baker boys」(1989)を見た。 大好きなミッシェル・ファイファー31歳の時の作品だ。 (真っ赤なドレスで、グランドピアノ…

#62 男と女は切ないね、切なすぎるよね。「ニューヨーク、ニューヨーク」(1977) を観る。

サックス仲間のTさんに借りてた『NEWYORK,NEWYORK』観る。 1977年の作品で、164分の長尺の映画だ。 ロバート・デ・ニーロのテナー・サックスはブイブイ飛ばしてゆくんだけど、残念ながらこの映画はサックスが主役の映画ではなかった。 やっぱり、ライザ・ミ…

#57 ひとり『原田芳雄祭り』その6(?) 「水のないプール」(1982)

ひとり『原田芳雄祭り』かどうか微妙なところの、 今はなき若松孝二監督と内田裕也さんの「水のないプール」(1982)。 この映画のセクシーな中村れい子さんにぞっこんになった若者は当時絶対多かったと思う。 部屋の窓からクロロホルムをまかれ、気を失った…

#52 死ぬまでに観るべし!映画 その1 「異人たちとの夏」!

死ぬまでにみんとイカン映画があるとしたらこれもそのうちの1本でしょう! 昨日の夜、「異人たちとの夏」、久々に見ましたよ。 風間杜夫扮する中年の脚本家(離婚している)は、いろいろあって、 12歳まで育った浅草の演芸場に足を向け、そこで見たような男…

#20 Jazz映画をおれに!「5つの銅貨」(1960)

レッド・ニコルズの自伝的映画「5つの銅貨」(1960)を久々にDVD購入してみる。 古い日本語吹き替え版がyoutubeにアップされていてそれを観ていたのだが、それでは気分が収まらず購入。 1000円ちょっとでこの映画が見れたなんて幸せ。 1924年、NYにコルネッ…